SDGs達成に向けた取り組みによる影響や食品ロス問題など、特にタンパク質の分野において「代替フード」が注目されています。日本においても、数多くのメーカーによって大豆ミートや植物性ミルクなどといった商品が続々と登場しています。しかし、海外と比…

SDGs達成に向けた取り組みによる影響や食品ロス問題など、特にタンパク質の分野において「代替フード」が注目されています。日本においても、数多くのメーカーによって大豆ミートや植物性ミルクなどといった商品が続々と登場しています。

しかし、海外と比較すると日本ではまだまだ浸透しているとは言い難い状況……。今回はそんな「代替タンパク質」についてどんなイメージを抱かれているのか株式会社ネオマーケティングによる調査結果を共有します。

代替タンパク質とは

代替タンパク質とは、動物性のタンパク質(鶏肉・豚肉・牛肉など)の代わりとなるタンパク質のことです。主な種類は以下の通りです。

大豆などの植物由来の代替肉細胞を培養した培養肉微生物を用いて特定の材料を発酵させた代替肉コオロギ・イナゴなどの昆虫食

代替タンパク質の認知度

全体の結果を見ると、「代替タンパク質」という言葉の意味合いを認知していた割合は55.7%と半数を超える結果となりました。

代替タンパク質、今後食べたいと思う?

全体の結果を見ると、4つの代替肉のうち、今後食べたいと思う人の割合が最も高かったのが「植物由来の代替肉」で56.8%でした。

「昆虫食の代替肉」は13.7%で、喫食することに最も消極的であることがわかりました。

「代替タンパク質」を今後食べたいと思う理由植物由来の代替肉を食べたいと思う理由大豆などから生成されたものならば安心して食べられそう植物は普段から摂取しているので抵抗なく摂取出来そう細胞培養の代替肉を食べたいと思う理由元の細胞が牛肉や魚肉なら抵抗感がない肉の再現性が高そうだから発酵由来の代替肉を食べたいと思う理由丁寧に作られていそうだから発酵、というだけで体によさそうなイメージがある昆虫食の代替肉を食べたいと思う理由美味しいという評判を聞くから最近マスコミ等で話題になっていて興味がある「代替タンパク質」を今後食べたいと思わない理由植物由来の代替肉を食べたくないと思う理由あまりおいしそうじゃないジューシーじゃなさそう細胞培養の代替肉を食べたくないと思う理由細胞培養するというのが怖いなんとなく体に悪そう発酵由来の代替肉を食べたくないと思う理由発酵は腐るイメージがある科学的な感じが怖い昆虫食の代替肉を食べたくないと思う理由気持ち悪い寄生虫など安全性が心配

代替食品、あなたはどう思う?

代替食品は、SDGsの目標達成食品ロス問題に向けて大きな一歩となるはず。商品自体の味の向上・バリエーションの増加なども注目されているので、タンパク質摂取の選択肢の1つとして考えてみても良いかもしれません。

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<Edit:編集部/調査結果引用:ネオマーケティング>