世界卓球2023南アフリカ<5月20~28日/ダーバン> 26日、男子シングルス準々決勝で張本智和(智和企画/世界ランク4位)が、梁靖崑(中国/同5位)にゲームカウント2-4で敗れた。日本の同種目では1979年、日本最後の世界王者・小野誠治…

世界卓球2023南アフリカ<5月20~28日/ダーバン> 26日、男子シングルス準々決勝で張本智和(智和企画/世界ランク4位)が、梁靖崑(中国/同5位)にゲームカウント2-4で敗れた。

日本の同種目では1979年、日本最後の世界王者・小野誠治以来44年間メダリストが出ていない。張本は通算成績1勝4敗の梁靖崑超えと、悲願のメダルに挑んだ。

張本はいきなりバックへのロングサーブを連発し、そこから一気の攻めでリードを奪う。だが徐々に対応され、一歩下がってのバック強打で第1ゲームを11-13と逆転で先制される。

次で張本はフォア前へのサーブを交え、サーブから得点し9-9に。ここからサーブ2本を落として2ゲーム目も失うが、第3ゲームは着実にミドルを突き、9-7とリード。ここから火の出るようなバックの打ち合いを張本が制し、14-12で取り返す。

梁靖崑 PHOTO:Itaru Chiba

第4ゲームは最初のスーパーラリーを「はりパンチ」で取り、その後も激戦ラリーに。要所でフォア側をバックハンドで突いた張本が16-14でここも奪い、5ゲーム目もフォア攻めを突破口にリードするが、9-9からサーブ2本で梁靖崑に奪い返される。

「ハリモト」コールがこだまする会場で、第6ゲームもバック対バックで一歩も引かず、肉薄する張本。だが強打の打ち合いで少しずつビハインドを背負い、最後は今日決まっていたストレートへのバックハンドがミス。大激戦の末に惜しくも敗れた。

張本智和 PHOTO:Itaru Chiba

<世界卓球2023南アフリカ 男子シングルス準々決勝>
張本智和 2-4 梁靖崑(中国)
11-13/9-11/14-12/16-14/9-11/9-11