今週は東京競馬場でオークス(芝2400m)が行われる。桜花賞を制し、絶対女王の座を確かなものとしたリバティアイランド。すでに過去の名牝と比較されているようにその実力は本物だ。もちろん「ストップ・ザ・リバティアイランド」を目論む陣営も虎視眈々。樫の女王決定戦にふさわしいメンバーが揃った。
過去10年のデータ分析から浮かび上がったキーワードをもとに出走馬を分析していく。ここでは「穴馬データ」としてゴールデンハインドを取り上げる。
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■フローラSの強さは本物
トライアル戦の前走フローラSを逃げ切った馬。開幕週の馬場による恩恵を受けた結果と捉えられそうだが、当時のパフォーマンスは数字面での中身が濃かった。それを証明するデータを今回は別の角度からご紹介したい。
【3歳春のOPクラス東京芝2000mを1分58秒台で勝った馬】 ・ダイワキャグニー ・コズミックフォース ・ザダル ・ウインマリリン ・ゴールデンハインド
上記のうち、ゴールデンハインドを除くオークスorダービーに出走した馬は3頭。その3頭のうちコズミックフォース、ウインマリリンの2頭がGIで馬券内に絡んでおり、馬券内率66.7%に相当する。特に単勝223.7倍のダービーで3着激走のコズミックフォースは衝撃的なパフォーマンスと言えよう。
さきほど「開幕週の馬場による恩恵……」と記したが、洋芝丈が長い春の東京開催前半はむしろ差しが決まりやすい。その状況での逃げ切り勝ちにフロックの要素はないだろう。一昨年の勝ち馬ユーバーレーベンと同じゴールドシップ産駒×ラフィアンの馬。ノーマークは禁物だ。
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著者プロフィール
田原基成(たはらもとなり)●競馬評論家 競馬予想の魅力を世に発信し続ける「競馬ストーリーテラー」。予想に対して謎ときに近い魅力を感じており、ローテーション・血統の分野にて競馬本を執筆。現在はUMAJIN内「競馬サロン」にてコラム【競馬評論家・田原基成のいま身につけるべき予想の視点】 執筆中。『SPREAD』ではデータ分析から読み取れる背景を紐解き、「データの裏側にある競馬の本質」を伝えていく。