西武―オリックス 8回無失点と好投し、3勝目を挙げたオリックス・山岡=メットライフドーム【写真提供:共同通信社】 オリックスのドラフト1位ルーキー・山岡が30日の埼玉西武戦に先発し、8回無失点の好投で3勝目を挙げた。 プロ11試合目の登板。…

西武―オリックス 8回無失点と好投し、3勝目を挙げたオリックス・山岡=メットライフドーム【写真提供:共同通信社】


 オリックスのドラフト1位ルーキー・山岡が30日の埼玉西武戦に先発し、8回無失点の好投で3勝目を挙げた。

 プロ11試合目の登板。前回登板で6回1/3を9安打5失点で6敗目を喫して自身2連敗中。この日は2回に味方エラーと四球で1死満塁のピンチを背負ったが、炭谷をショートゴロ併殺打に仕留めると、続く3回も先頭の金子にこの日初ヒットを許したが後続を打ち取って無失点で切り抜けた。

 そして5回を三者凡退に仕留めると、6回から8回までは1イニング2三振ずつを奪ってのゼロ行進。「少しは行きたい思いもありましたけど」と完封への意欲も見せたが、8回を110球、2安打無失点でマウンドを降り、「平野さんが抑えてくれると思って、安心して見ていました」と勝利の瞬間をベンチで見届けた。

 今季、無失点のままマウンドを降りたのは4月30日の福岡ソフトバンク戦(京セラドーム大阪)での6回無失点以来2度目。8回まで投げたのは、6月4日の読売巨人戦(東京ドーム)での8回1失点以来2度目。プロ最高のピッチングで手にした3勝目は、後半戦へのさらなる活躍、そして逆転新人王への期待も抱かせるものだった。