卓球のパリ五輪日本代表選考会・全農CUP平塚大会が、5月6~7日に平塚総合体育館で行われた。

男子シングルス決勝戦で、張本智和(智和企画)は戸上隼輔(明治大学)にゲームカウント3-4で敗れ、準優勝となった。

今大会の結果を踏まえ、張本は2024年パリ五輪日本代表選考ポイントで1位(323.5ポイント)を維持している。


【張本智和 試合後インタビュー】

ーー決勝戦、戸上選手との再戦を終えて

前回の選考会と全日本と2連敗しているのでなんとかリベンジしたかったんですが。たくさん準備して良いスタートを切れましたが「相変わらず強いな」と感じました。

2ゲーム以降、1ゲーム目のショックを引き摺らずに立て直してきたので強かったです。

ーー「準備してきたこと」とは?

ディフェンスをすると勝てないので、自分から攻めたり相手が打っている展開でもカウンターをしたり、自分がしたいほどはできなかったですが、全日本よりは工夫ができたのでまた次リベンジができるようにと思います。

ーー今回の選考会を振り返って

ポイントもかなり取れたので、内容どうこうよりも最低限この選考会の意義を全うできたのかなと思います。

ーーこの先のパリ五輪日本代表選考をどう見据えている?

選考会6回中全部決勝戦に行って3回戸上選手に負けて、もちろん戸上選手に勝ちたい気持ちは強いですが、ずっと決勝に進出していればオリンピックにも出られると思うので、負け惜しみになりますが代表権を取れればいいのかなと思います。

ーー今後の課題は?

守備は言わなくてもできるので、どれだけ試合で攻められるかがカギだと思います。台に入れられる攻めができるように強度と安定感を求めていきたいと思います。

ーー今回得た手応えは?

正直、日本では戸上選手が一番苦手で何度も負けていますが、そんな相手に対して最後まで競ることができましたし自分がやりたいことも多少はできたので、これを増やしていければと思います。