卓球のパリ五輪日本代表選考会・全農CUP平塚大会が、5月6~7日に平塚総合体育館で行われた。

女子シングルス2回戦で、長﨑美柚(木下グループ)は伊藤美誠(スターツ)をゲームカウント4-2で下し、準々決勝で早田ひな(日本生命)にゲームカウント2-4で敗れた。順位決定戦にまわった長﨑は、6位で大会を終えた。

今大会の結果を踏まえ、長﨑は2024年パリ五輪日本代表選考ポイントで6位(158ポイント)となっている。


【長﨑美柚 試合後インタビュー】

ーー試合を終えて

今までにない良いプレーや、練習してきた成果が出せた試合だったと思います。

芝田選手(5-8位決定戦 長﨑美柚 4-2 芝田沙季)と対戦した時に、今まで取れなかったボールが取れたり、意識して練習してきたことが無意識の感覚でできた時があったので、そこは今までやってきたことが間違いじゃなかったという自分自身への証明になったかなと思います。

平野選手との試合(5-6位決定戦 平野美宇 4-0 長﨑美柚)は、普段から同じチームで練習させてもらっていて「こういう試合になるだろうな」ということは、正直試合前から分かってはいました。

どういうプレースタイルの選手に対してもしっかり勝っていく実力と頭と気持ちとがまだ揃っていないなと思うので、これから練習をたくさんして頑張るのみだなと思います。

ーー今大会6位という結果について

まずは現状維持することができて最低限はクリアしたかなと思います。

結果自体は6位でしたが、それ以上の収穫を得ることができた大会でした。順位はあまり気にせずに、ただ次にやらなければいけないことだけを念頭に置いてこれから練習や生活に取り組んでいきたいです。

ーー「勝てるプレー」を意識しているとおっしゃっていたが、具体的にどういうプレー?

卓球は相手との勝負なので、相手がどう考えてどうやってくるのかを読んで自分がどうするか、正しい選択をした方が勝つ。もちろんそれだけではないですが、一部分を切り取って究極に言ったらそういう感じだと思っています。

そういうことをコーチの方にずっと教えて頂いていて、それでもできない時の方が多かったんですが、普段の練習から一つ一つ意識して続けていたら今回のように少し良い試合ができました。

ーー黄金世代と言われる、伊藤・早田・平野の3選手全員と今大会で戦って手応えは?

実際に対戦する機会が増えてきて、自分に足りないことや各選手のすごいところを肌で実感できていることが自分にとって大きな収穫だと思っています。まだまだ実力不足だなと思っています。