ゴールデンウィーク真っ只中、関東学生春季リーグは折り返しの5試合目を迎えた。3連勝中で2位につける早大の相手は法大。し…

 ゴールデンウィーク真っ只中、関東学生春季リーグは折り返しの5試合目を迎えた。3連勝中で2位につける早大の相手は法大。しかし勢いに乗っている早大に暗雲が立ち込めた。ディフェンスの要である田井健志主将(スポ4=香川中央)がけがで試合に出場することが出来なくなってしまったのだ。そんな中迎えた前半、やはりリードしたのは法大だった。なんとか粘りを見せ、2点ビハインドで前半を折り返すも、後半も早大は流れをつかむことができずに最終スコア25―30で敗北。連勝は3で止まった。

 出だしは好調だった。法大に点を取られても、西村悠吾の速攻やサイドシュートですぐに点を取り返す早大。しかし相手の堅い守りで攻撃を封じられ、徐々に点差が開く展開に。前半9分で3―8と5点差をつけられ、試合は法大ペースで進んでいった。そこで流れを変えたい早大は、前半13分から鍋島弘樹(スポ1=福井・北陸)を投入。出場してすぐにアウトカットインで点を決めて期待に応えると、前半19分にはペナルティスローをしっかりと決めて8―10と2点差まで詰め寄る。このまま追いつきたい早大だったが、パスミスやチャージングなどオフェンスでのミスが目立ち、前半24分で9―14と再び5点差と離される。ところが前半25分に相手が退場者を出したことで数的有利になった早大は、その間に点差を縮めることに成功。いつも通りの粘りを見せ、13―15と2点差で前半を終えた。


全員で円陣を組む早大

 後半、相手のファールによりペナルティスローを獲得し、白築琢磨(文構3=東京・早実)が先制点を挙げて14―15と1点差まで迫る。このまま追いつき、早大が主導権を握ると思いきや、相手に連続得点を許し、流れに乗り切れず。流れを与えない法大は、コートを広く使ったオフェンスを展開し、得点を量産。後半9分でまたもや17―22と5点差に広がってしまう。悪い雰囲気を払拭しようと反撃のチャンスを伺っていた早大は後半13分、相手が再び退場者を出したことで、数的有利な状況を迎える。しかし相手キーパーが好セーブを連発し、大事なところの一本が決まらない。完全に勢いに乗った法大。ディフェンスの安定感が増し、早大は思い通りの攻撃をさせてもらえない。さらにパスミスが相次ぎ、攻めあぐねると、試合終了間際にとどめの一発を叩き込まれて無念の敗北となった。


速攻を決める西村

 あまりにも痛すぎる敗戦となった。いつものように、前半は粘って後半に相手を突き放す展開にもっていくことができなかった今回の試合。相手キーパーの好セーブがあったとはいえ、決定力が欠けていた。プレーだけでなく精神的支柱でもあった主将の穴を一早く埋めることが、今後のリーグ戦勝利の鍵となるだろう。次戦の相手は、現在春季リーグ1位の中大。「負けてしまったものは仕方ないので。今日の試合の改善点を明確にして中大戦で修正していければ」と狩野直樹(スポ4=埼玉・浦和学院)が語るように、気持ちを切り替え目の前の勝利に全力を尽くしたい。

(記事 丸山勝央、写真 飯田諒)

関東学生春季リーグ

早大2513-15
12-15
30法大
GK 塚本智宇(スポ4=富山・高岡向陵)
CP 西村悠吾(人2=千葉・市川)
CP 外種子田峻汰(スポ2=鹿児島・国分)
CP 狩野直樹(スポ4=埼玉・浦和学院)
CP 小柴創(スポ1=千葉・昭和学院)
CP 奥崇大(スポ4=北海道・札幌月寒)
CP 白築琢磨(文構3=東京・早実)
コメント

狩野直樹副将(スポ4=埼玉・浦和学院)

――今日の試合を振り返っていかがですか

 全体的にキツかったですね。オフェンスもディフェンスも今ひとつで、最後はまり切らず気持ち悪い試合でした。

――ここまでのリーグ戦の途中結果をどう感じてらっしゃいますか

 今3勝2敗ですもんね。初戦こけましたが、そこから3連勝と巻き返している中で4連勝と行きたかったです。でも負けてしまったものは仕方ないので。今日の試合の改善点を明確にして、中大戦で修正していければと思います。

――田井健志主将(スポ4=香川中央)が怪我で不在でしたが、どのような作戦を立てていましたか

 主将がいなくて、僕が副将なので引っ張っていかなければと。下級生頼りになってしまうことは良くないので、オフェンス、ディフェンスどちらでも引っ張っていけるようにという気持ちで臨みました。

――副将になって心境に変化はありますか

 役職があり、最高学年というみんなを引っ張っていく立場なので、ただ自分がプレーするだけでなく、チームのことを考えながらやっています。

――最後に明日への意気込みをお願いします

 明日は関東(関東学生春季リーグ)で一番強いチームだと思います。でもそこで気負うことなく圧倒されることなく、チャレンジャーとして試合を楽しむことを考えながら強気でいきたいと思います。

西村悠吾(人2=千葉・市川)

――今日の試合を振り返ってください

 全体的にシュートが入らなくて、苦しい時間が長く感じる試合でした。

――チーム最多得点を挙げましたが、ご自身のプレーの出来はいかがでしたか

 走ることが自分の仕事なのでそこをしっかりと60分間できたことは良かったのですが、点数を取ったのと同じくらいシュートを外しているので、成功率を上げていけるように練習から頑張ろうと思います。

――法大のDFの印象はいかがでしたか

 この前の試合まで調子の良かった琢磨(白築琢磨、文構3=東京・早実)さんに、(ディフェンスが)強く来ているなという印象はありました。1試合を通して、そこが守られたときにうまく点を取れませんでした。

――ここまでのチームの結果をどのように捉えていますか

 チームとして守って走るという部分は、前の4試合まで、そして今日の試合もできている部分もあったと思います。けれども、調子のいい人がいない今日のような試合で、どう戦うかというのが、これからの課題なのかなと感じました。

――最後に明日への意気込みをお願いします

 今日負けてしまいましたが、それを引きずってもしょうがないので、切り替えていこうと思います。明日は中央大学という強い相手ですけど、自分たちの守って走るというハンドボールを60分間継続してやれるように頑張りたいです。

鍋島弘樹(スポ1=福井・北陸)

――今日の試合を振り返っていかがですか

 今日はキャプテンの健志(田井健志)さんが前の練習中に怪我をしてしまって、今週の2連戦が出られない中で僕がその穴を埋める形で試合に出させてもらいましたが、まだまだ自分自身出来ないことの方が多くて。自分ではなく、健志さんが出ていたら勝つことができたのではないかと思うと、悔しいです。

――今日はディフェンスでも活躍する場面がありましたが、ご自身のプレーをどう見ていますか

 やはり高校と大学では、ディフェンスの差が大きくあって、そこで自分自身が完璧にできたわけではなかったです。明日は中央大学と全国的に有名で、日本を背負っていくような選手がたくさんいる相手なので、そこで自分がもっと一年生らしくできたらいいなと思います。

――一年生らしくとは具体的には

 やっぱりキャプテンの穴を埋めることは難しいですが、元気に声を出して盛り上げて、失敗を恐れずにどんどん攻めたいと思います。

――ここまでのリーグ戦の途中結果をどう感じてらっしゃいますか

 この前の3連勝の勢いのまま全部勝てば優勝という中で(負けてしまい)、僕自身もチームももっと強くなれると思うので、まだまだ行けると思います。