強豪、東女体大・日体大を下してから1週間。関東学生春季リーグ(春季リーグ)は5戦目を迎えた。序盤から早大がペースを握り…

 強豪、東女体大・日体大を下してから1週間。関東学生春季リーグ(春季リーグ)は5戦目を迎えた。序盤から早大がペースを握り、14-10で前半を折り返す。後半は堅い守りから速攻を中心に点差を広げ、日女体大に31-20で快勝した。

 試合開始早々、井橋萌奈(スポ1=東京・白梅学園) の左サイドシュートからペナルティスローを獲得し先制点を挙げたのは早大だった。相手が退場者を出したことで村上楓(スポ4=福岡・明光学園) がエンプティゴールに続けて得点。浮かせたボールで相手ゴールキーパーを翻弄(ほんろう)した井橋のサイドシュートや浦野詩織(スポ4=愛知・旭丘) のアウトカットインなどで5-0、幸先のいいスタートを切った。その後もセットオフェンスから確実に得点を重ねていく。5人オフェンスの練習をしてきていたという早大は退場者を出し数的不利の状態になっても山本桃虹(スポ3=東京・佼成学園女)のカットインなどで得点。前半28分には途中出場のPV石坂美紀(スポ1=千葉・昭和学院) が「ディフェンスが結構高めに出ていたので(ディフェンスの)裏にスライドしたら(自分が)空くと思った」と振り返るポストシュートで公式戦初得点を飾るなど、1年生の活躍も見られ、14-10で前半を終えた。


ポストシュート放つ石坂 公式戦初得点を飾った

 リードを守りたい後半。今季得点源となっている山野紗由(スポ2=北海道・釧路江南) のロングシュートや相手の反則を誘発したアウトカットインなどでチームに勢いをもたらす。後半中盤には、日女体大の強力な左サイドシューターに得点を奪われ一時は17-15と迫られるも、浦野の強烈なミドルシュートを皮切りに青木里奈(スポ4=東京・白梅学園) 、山本、杉浦亜優(スポ2=愛知・名経大市邨) らの速攻で6連続得点。1枚目ディフェンスからの青木の好守が、後半得点源となった速攻につながる場面が多く見られた。「ポストが動いてくるチームだった」(浦野)日女体大に対してもポストにボールを入れさせず、堅い守りから攻撃につなげる。試合終了間際には途中出場の里村采音(商1=岩手・不来方) が速攻で相手ゴールを割るなど、層の厚さも見せた。一貫して早大が主導権を握り、31-20で3連勝を飾った。


7メートルスローでシュートフェイントを挟む井橋 今試合サイドから得点を量産した

 ただ勝利をつかんだだけではなく、点差を離し、快勝した今試合。「点差をつけて勝ったので明日への弾みをつけられた」と浦野。次戦は今春季リーグで上位に食い込んでいる国士舘大だ。三連勝した勢いそのままに、力を出し切り勝利をつかむことができるか。目標である上位リーグ進出に向け、大きな期待がかかる一戦だ。

(記事 渡辺詩乃、写真 大西由雅)

関東学生春季リーグ
早大3114-10
17-10
20日女体大
GK 川村夏希(スポ4=東京・佼成学園女)
LW 井橋萌奈(スポ1=東京・白梅学園)
LB 浦野詩織(スポ4=愛知・旭丘)
PV 杉浦亜優(スポ2=愛知・名経大市邨)
CB 村上楓(スポ4=福岡・明光学園)
RB 山本桃虹(スポ3=東京・佼成学園女)
RW 青木里奈(スポ4=東京・白梅学園)
コメント

浦野詩織(スポ4=愛知・旭丘)

――3連勝となりましたが、率直な感想を教えてください

 うれしいです。ちゃんと点差をつけて勝ったので明日への弾みをつけられてよかったです。

――点差をつけ勝利できた要因は

 比較すると前半が点差をつけられなかったのですが、その理由としては相手に速攻をやらせてしまっていたので自分たちが着実に一点一点取っていても簡単に取られてしまいました。それが後半はなくなったのがよかったと思います。

――後半は自分たちの速攻が増えましたが、その要因は

 ディフェンスは、(日女体大が)結構ポストが動いてくるチームだったのでそこへのパスがうまく通ってしまうと自分たちの波には乗れないのですが、自分ではない人を下がらせてチェンジをしたりしたのがタイミングよくできました。あとは、しっかりボールを拾って一枚目がけん制して、クロスアタックにいくという基礎的なことを後半できたのでそれがよかったです。

――オフェンスで意識したことは

 とにかく、アウトを取るということと、ディフェンスに近づかないことを特に意識していてそのおかげでカットされることがなかったので、距離が遠いことで自分も周りをよく見る余裕ができました。

――国士舘との一戦をどのように捉えていますか

 自分たちが自力で上位にいくためには明日の国士舘にちゃんと勝つのが大事なことだと思っています。なので今日の日女体大も足元をすくわれないようにしっかりやろうとは思っていましたが、本当に勝たなければならないのが国士舘大ですし、総力戦にもなると思うので全員が早稲田という一つのチームとしてできることを全うして意識を上げていきたいです。

山本桃虹(スポ3=東京・佼成学園女)

――3連勝となりましたが、率直な感想を教えてください

 うれしいです。上位リーグを目指しているので勝ててよかったです。

――角度が狭い2枚目のアウトからループシュートなど決められていましたがシュートで意識したこと

 日女のキーパーは面が大きいので、あのループシュートはダメ元で打ったら入ったのですが、腕の振りや遠目を打つふりをして近めを打つなど、色々駆け引きをしてやっていました。

――5人になった時のオフェンスでの攻め方は考えていましたか

 (5人でのオフェンスは)不安要素の1つだったので、昨日、一昨日の練習できっかけをコーチが決めてくださって練習したので、その成果を発揮出来て良かったです。

――次戦への意気込み

 絶対に勝ちます!

石坂美紀(スポ1=千葉・昭和学院)

――3連勝となりましたが率直な感想をお願いします

 上位リーグは先輩方が目標にしてきたのでまずここで一勝勝てたのはすごく嬉しいです。

――出場時間が長かったですが、ご自身のプレーを振り返って

 大学に入って、高校よりキーパーのレベルが上がるのでシュートを課題にしていたのですが、一発目のシュートから外してしまったのでそこがやっぱり課題だなと思いました。

――ご自身の公式戦初得点を振り返って

 攻撃が攻められてなくて、(審判の)手が上がりそうでディフェンスが結構高めに出ていたので(ディフェンスの)裏にスライドしたら(自分が)空くと思いスライドしました。

――ご自身の強みを教えてください

 自分はボールが入ってから回ることが強みなのでそれが発揮できたらいいと思います。

――次戦への意気込みをお願いします

 次の試合も出られるかわからないのですが、出られたら自分がやるべきことをはっきりさせて、出られる時間の中で自分の強みをしっかり出したいです。

井橋萌奈(スポ1=東京・白梅学園)

――3連勝となりました、率直な感想は

 単純に嬉しい気持ちでいっぱいです。先輩方にかなり支えられました。サイドシュートはつないでつないで最後の局面で打つシュートなので決められて良かったです。

――サイドシュートで意識していたことは

 今までの試合を見てて、日女体大のキーパーは大きく取りに来るので、とにかく中に飛んで空いているところに打ちました。(相手キーパーは)止める時に脇腹が空いているので打って、その後も相手キーパーが脇腹を止めようとする気配が無かったので打ち続けたら入りました。

――次戦への意気込み

 どんな試合内容でもとにかく勝つということで、自分に回ってきたサイドシュートは全て決めます。