阪神でもメジャーでも、韓国プロ野球でもここまで1度も先発なし 阪神やメジャーリーグで活躍し、現在は古巣の韓国サムスンで投げ続けるオ・スンファン投手が、日米韓でのキャリア980戦目で初の先発登板に挑むことになった。韓国紙「スポーツソウル」が伝…

阪神でもメジャーでも、韓国プロ野球でもここまで1度も先発なし

 阪神やメジャーリーグで活躍し、現在は古巣の韓国サムスンで投げ続けるオ・スンファン投手が、日米韓でのキャリア980戦目で初の先発登板に挑むことになった。韓国紙「スポーツソウル」が伝えている。3日に本拠地で行われるキウムとの試合で先発する見込みだという。

 オ・スンファンは阪神で127試合、その後メジャーリーグでも232試合に投げた。さらに韓国プロ野球での620試合も含め、過去に1度も先発登板がない。

 今季は抑えでスタートしたものの、序盤でセーブ失敗が続き中継ぎに“降格”した。ここまで10試合に投げ1勝1敗4セーブ、2ホールドで防御率は4.50という成績だ。

 同紙は40歳にして迎える初先発の狙いを「球威を上げようとするためだ」と解説。サムスンのパク・チンマン監督は「どうしても生かさなければならない投手。投手コーチから提案があり、試してみることにした。投球数は特に制限しない。投げながら自分の良い時の感覚を取り戻してほしい」と話している。

「オ・スンファンの引退説があるが」という言葉に指揮官は「まだ開幕1か月じゃないか。何を言っているんだ」と笑ったという。韓国プロ野球史上初の通算400セーブまであと26、日米韓通算500セーブにはあと4まで迫っている“生きる伝説”は、まっさらなマウンドでどんな投球を見せてくれるだろうか。(Full-Count編集部)