2023年4月29日(土)、30日(日)韓国・ソウルにて「IFSC ボルダーワールドカップ ソウル」が開催され、女子は野中 生萌(無所属)が優勝、男子も楢崎 智亜(無所属)が2位に入った。野中生萌はW杯においては5年ぶりの優勝となった。尚、…
2023年4月29日(土)、30日(日)韓国・ソウルにて「IFSC ボルダーワールドカップ ソウル」が開催され、女子は野中 生萌(無所属)が優勝、男子も楢崎 智亜(無所属)が2位に入った。野中生萌はW杯においては5年ぶりの優勝となった。尚、大会自体は降雨による影響で男女ともに決勝は行われず、準決勝の結果が最終成績となった。
野中生萌 / ©Dimitris Tosidis/IFSC.
女子は野中生萌、森秋彩、関川愛音、松藤藍夢の4名が予選を通過し準決勝へと進んだ。W杯1戦目の八王子大会同様に難関な課題に多くの選手が苦しんだが、優勝した野中は2完登で持ち前のポテンシャルと貫録を見せつけた。2位にはフランスのオリアーヌ・ベルトン、3位はW杯第1戦で金メダルのブルック・ラバトゥ(アメリカ)が入った。八王子大会で3位だった松藤藍夢は惜しくも4位となった。
楢崎智亜 / ©Dimitris Tosidis/IFSC.
男子準決勝には楢崎智亜、井上 祐二、緒方良行、通谷律の4名が進出した。また、八王子大会で4位だった藤井快も予選を通過したが、負傷の影響で準決勝を棄権した。
男子は自国開催である韓国のチョン・ジョンウォンが2完登で3位に、楢崎智亜は同じく2完登だったがゾーンの獲得数が多く2位に入った。そして優勝したのはW杯第1戦の八王子大会でも優勝している18歳、メジディ・シャールック(フランス)。楢崎と同じ2完登と同じゾーン獲得数であったが、アテンプト数がシャールックの方が少なかったため、楢崎を上回り2戦連続の金メダルとなった。
次回のボルダーワールドカップは5月19日~21日に米国・ソルトレイクシティにて第3戦目が行われる。
日本人選手 結果
©Dimitris Tosidis/IFSC.
女子準決勝
1位:野中生萌(無所属)
4位:松藤藍夢(日本大学)
12位:関川愛音(八戸学院光星高等学校)
19位:森秋彩(茨城県山岳連盟)
男子準決勝
2位:楢崎智亜(無所属)
9位:井上祐二(大阪府山岳連盟)
12位:緒方良行(B-PUMP)
19位:通谷律(佐賀県山岳・スポーツクライミング連盟)
20位:藤井快(無所属)
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