男子テニスのムチュア・マドリッド・オープン(スペイン/マドリッド、レッドクレー、ATP1000)は29日、シングルス2回戦が行われ、第4シードのS・チチパス(ギリシャ)がワイルドカード(主催者推薦)で出場した世界ランク93位のD・ティーム…

男子テニスのムチュア・マドリッド・オープン(スペイン/マドリッド、レッドクレー、ATP1000)は29日、シングルス2回戦が行われ、第4シードのS・チチパス(ギリシャ)がワイルドカード(主催者推薦)で出場した世界ランク93位のD・ティーム(オーストリア)を3-6, 6-1, 7-6 (7-5)の逆転フルセットで破り、自身4度目の3回戦進出を果たした。
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9度目の顔合わせとなった両者はこれまでチチパス3勝、ティームが5勝。直近では2020年11月の最終戦Nitto ATP ファイナルズ(イギリス/ロンドン、室内ハード)で、そのときはティームが勝利した。2021年6月にティームが手首を負傷しツアーを長期離脱してからは初対戦となる。
この日の第1セット、シード勢は1回戦免除のためこの試合が初戦となったチチパスはファーストサービスが入ったときに90パーセントと高い確率でポイントを獲得するも、1度ブレークを許し追いかける展開に。リターンゲームでは3度のチャンスを創出するが1度もブレークできず第1セットを落とす。
第2セットでは流れが一転しチチパスペースに。サービスゲームではわずか1ポイントしか落とさない完璧なプレーを披露しティームを圧倒。2度のブレークに成功しセットカウント1-1に追いつく。
ファイナルセット、主導権はチチパスが堅持。計6度のブレークチャンスを掴むもこれをいかしきることができずにタイブレークへ。接戦となったなか、最後はチチパスが振り切り2時間19分で勝利した。
男子プロテニス協会のATP公式サイトはチチパスのコメントを掲載している。
「今日はサーブの調子が試合中に良くなったね。これは僕にとってポジティブなことだ。サーブがうまくなったのは純粋にリラックスと集中力だと思う。とてもフィジカルな試合で、お互いにベストのプレーができたと思う。あのようなテニスを見せられたことは、ある意味幸せなことだよ。今日は、シングルハンドのバックハンドを使う2人が、テニスでどのような強さを発揮できるかを示したようなものだ。勝ててよかった。最後の方は簡単ではなかったけど、戦い続けたよ」
チチパスは3回戦で第25シードのS・バエス(アルゼンチン)と対戦する。バエスは2回戦で世界ランク61位のM・ギロン(アメリカ)をフルセットで下しての勝ち上がり。
同日には第2シードのD・メドベージェフ、第8シードのT・フリッツ(アメリカ)、第9シードのF・ティアフォー(アメリカ)、第11シードのC・ノリー(イギリス)、第16シードのA・デ ミノー(オーストラリア)らが3回戦へ駒を進めた。

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