石井コーチ「ガゼルマンのボール球の見極めは、逆に野手が教えてもらいたい」■DeNA 5ー3 ヤクルト(25日・横浜) D…

石井コーチ「ガゼルマンのボール球の見極めは、逆に野手が教えてもらいたい」

■DeNA 5ー3 ヤクルト(25日・横浜)

 DeNAは25日、本拠地・横浜スタジアムで行われたヤクルトとの首位攻防戦に5-3で勝ち、首位の座を堅持。ヤクルトは1.5ゲーム差の3位タイに後退した。DeNA先発のロバート・ガゼルマン投手は6回3安打無失点で今季3勝目(0敗)を挙げ、ハーラートップに並んだ。

 投打にわたって粘った。先発して初回先頭打者の太田賢吾内野手に粘られ、いきなり11球を要したが、カウント3-2から左飛に仕留めた。1-0とリードして迎えた3回には、1死一、二塁のピンチを背負うも、元山飛優内野手を外角のツーシームで二ゴロ併殺。続く4回の1死一、三塁でも、青木宣親外野手を内角低めのナックルカーブで空振り三振、続く中村悠平捕手を三直に仕留め、ヤクルトに得点を許さない。

 結局、6回を107球3安打2四球無失点で乗り切り、三浦大輔監督とグータッチをかわして降板。昨季途中の8月に来日後、通算8試合目(先発7試合目)で初めて100球の“壁”もクリアした。

 ガゼルマンは打っても、4回2死一、二塁で第2打席に立つと、カウント0-2と簡単に追い込まれながら、ボール球の見極めとファウルで粘り、8球目を選んで四球で出塁。満塁として1番の佐野恵太外野手につなぎ、押し出し四球で2点目をもぎ取った。「あの打席では、しっかりボールを見極めることを意識していた。得点につながって良かった」とガゼルマン。三浦監督は「マウンドでも打席でも、両方粘っていましたね。(打者として得た四球も)非常に大きかった」と称え、石井琢朗チーフ打撃コーチも「ガゼルマンのボール球の見極めなんていうのは、逆に僕ら野手が教えてもらいたいくらい。明日、ティーチングしてもらおうかな」と笑った。

三浦監督手応え「高いレベルで競争できていることが結果につながっている」

 DeNAの先発投手陣は、開幕ローテの座を射止めたガゼルマン、石田健大、浜口遥大、東克樹、平良拳太郎に加え、出遅れていたエース・今永昇太、大貫晋一も1軍復帰。既に定員オーバー状態だ。さらにこの日の試合前、2020年にサイ・ヤング賞を獲得した破格の新助っ人トレバー・バウアー投手が、初めて1軍の練習に参加した。バウアーは過去2度の2軍戦登板で実力のほどを証明し、もう1度28日のイースタンリーグ・ロッテ戦に先発する。1軍デビューもそう遠くない。

 バウアーが活躍すれば、ガゼルマンは先発ローテ枠と外国人枠の両方でポジションを脅かされかねないだけに、無傷の3勝を挙げてもなお、うかうかできない。三浦監督は「バウアーが来たことによって、他の先発投手にいい刺激を与えている。高いレベルで競争できていることが、結果につながっている」とうなずいた。1998年以来、ちょうど四半世紀ぶりとなるリーグ優勝へ向けて、陣容は明らかに整いつつある。(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)