NB…

 NBAの2022-23レギュラーシーズンは、4月10日(現地時間9日、日付は以下同)に全30チームが82試合をこなし、約6カ月間にわたるシーズンを終えた。

 ここでは、今シーズンのスタッツリーダーたちを見ていきたい。得点王は、昨シーズンに続いてフィラデルフィア・セブンティシクサーズのジョエル・エンビードが平均33.1得点でトップに立った。

 今シーズンはエンビードに加え、ダラス・マーベリックスのルカ・ドンチッチ(平均32.4得点)、ポートランド・トレイルブレイザーズのデイミアン・リラード(同32.2得点)、オクラホマシティ・サンダーのシェイ・ギルジャス・アレクサンダー(同31.4得点)、ミルウォーキー・バックスのヤニス・アデトクンボ(同31.1得点)、ボストン・セルティックスのジェイソン・テイタム(同30.1得点)と、計6選手が平均30.0得点の大台をクリア。『ESPN Stats & Info』によると、1シーズンで平均30.0得点以上が6人というのは、1961-62シーズンと並んでNBA史上最多だという。

 また、アデトクンボは平均32.1分のプレータイムで31.1得点11.8リバウンド5.7アシストにフィールドゴール成功率55.3パーセントをマーク。1シーズンで平均30.0得点10.0リバウンド5.0アシストにフィールドゴール成功率55.0パーセント以上を残したのは史上初。

 なお、リバウンド部門はサクラメント・キングスのドマンタス・サボニスが平均12.3本、アシスト部門ではシクサーズのジェームズ・ハーデンが同10.7本、スティール部門はトロント・ラプターズのOG・アヌノビーが同1.9本、ブロック部門ではメンフィス・グリズリーズのジャレン・ジャクソンJr.が同3.0本でそれぞれトップとなった。

 ちなみに、今シーズンはシクサーズから得点王(エンビード)とアシスト王(ハーデン)が選ばれた。同一シーズンで1チームから得点王とアシスト王が誕生したのは、1981-82シーズンのサンアントニオ・スパーズ以来初。このシーズン、スパーズはジョージ・ガービンが平均32.3得点、ジョニー・ムーアが同9.6アシストを残している。

 今シーズンの主要部門におけるスタッツリーダーズ並びに各項目でトップ3に入った選手たちは下記のとおり。

※以降、所属チーム名は略称、%=パーセント

NBA 2022-23レギュラーシーズン スタッツリーダーズ


■平均得点

1位.ジョエル・エンビード(シクサーズ):33.1得点

2位.ルカ・ドンチッチ(マーベリックス):32.4得点

3位.デイミアン・リラード(ブレイザーズ):32.2得点

■平均リバウンド

1位.ドマンタス・サボニス(キングス):12.3本

2位.ニコラ・ヨキッチ(ナゲッツ):11.8本

―位.ヤニス・アデトクンボ(バックス):11.8本

■平均アシスト

1位.ジェームズ・ハーデン(シクサーズ):10.7本

2位.トレイ・ヤング(ホークス):10.2本

3位.ニコラ・ヨキッチ(ナゲッツ):9.8本

■平均スティール

1位.OG・アヌノビー(ラプターズ):1.9本

2位.ジミー・バトラー(ヒート):1.8本

―位.フレッド・バンブリート(ラプターズ):1.8本

■平均ブロック

1位.ジャレン・ジャクソンJr.(グリズリーズ):3.0本

2位.ニコラス・クラクストン(ネッツ):2.5本

―位.ブルック・ロペス(バックス):2.5本

■フィールドゴール成功率

1位.ニコラス・クラクストン(ネッツ):70.5%

2位.メイソン・プラムリー(クリッパーズ):68.0%

3位.ルディ・ゴベア(ウルブズ):65.9%

■3ポイントシュート成功率

1位.ルーク・ケナード(グリズリーズ):49.4%

2位.アル・ホーフォード(セルティックス):44.6%

3位.デイミオン・リー(サンズ):44.5%

■3ポイントシュート成功数

1位.クレイ・トンプソン(ウォリアーズ):301本

2位.バディ・ヒールド(ペイサーズ):288本

3位.ステフィン・カリー(ウォリアーズ):273本

■フリースロー成功率

1位.タイラー・ヒーロー(ヒート):93.4%

2位.ケビン・デュラント(サンズ):91.9%

3位.ステフィン・カリー(ウォリアーズ):91.5%

■平均出場時間

1位.パスカル・シアカム(ラプターズ):37.4分

―位.カイリー・アービング(マーベリックス):37.4分

3位.ジェイソン・テイタム(セルティックス):36.9分

【動画】シーズン終盤に52得点を奪ったエンビードのハイライト!