明大は8日、神宮球場で行われた東京六大学野球春季リーグ戦で、東大に3-2で先勝した。先発した村田賢一投手(4年)が7回…

 明大は8日、神宮球場で行われた東京六大学野球春季リーグ戦で、東大に3-2で先勝した。先発した村田賢一投手(4年)が7回3安打無失点の好投で試合を作った。今季はエースナンバーでもある「11」を背負う右腕は「内容的にはすごく良かった。低めに集めようと投げていて、それが結果的にいいピッチングに繋がった」とうなずいた。

 3回までは毎回安打を浴びながらも、4回以降は低めにボールを集めて安打を許さず、凡打の山を築いた。8回に逆転され勝ち星は付かなかったが、田中武宏監督は「プレッシャーがかかる中で良く投げてくれた」と目を細めた。

 明大のエースナンバーでもある「11」は、過去に野村祐輔(広島)、森下暢仁(広島)、伊勢大夢(横浜)、入江大生(横浜)らが背負ってきた番号だが、2021年の竹田祐(現・三菱重工West)が卒業した昨年は、空位となっていた。昨年の明大は「11」を背負う投手は不在ながらも、3年生の村田と蒔田稔投手が先発の2本柱としてチームをけん引し、春秋のリーグ優勝を導いた。

 球速こそ140キロ台ながらも上からストンと落ちるシンカーを中心に、制球良く低めにボールを投げ込む投球スタイルで、リーグ戦で9つの勝ち星を掴んできた。今季は蒔田らとのエースナンバー争いを制し、田中監督から「自覚と責任をもって」との言葉と共に背番号11を受け取った。

 村田は昨秋の開幕戦となった東大戦に先発も、3回に2本の長打を浴びて3失点するなど4回で降板。試合も引き分けとなった。「昨年の秋は自分が点を取られて悔しかったので、今回は11番と言うことも含めて、開幕は自分がしっかり締めようと思っていました」と振り返る。

 歴史ある番号を背負いながらも「準備も、試合の入りもいつもどおり」と平常心。背番号は変われど、自分の仕事は変わらない。3季連続の優勝へ導くべく、一心不乱に腕を振る。

(Full-Count 上野明洸)