9日に阪神競馬場で行われる桜花賞(GI、芝1600m)の「血統傾向」を分析する。2018年以降の桜花賞で3着内に入った種…
9日に阪神競馬場で行われる桜花賞(GI、芝1600m)の「血統傾向」を分析する。
2018年以降の桜花賞で3着内に入った種牡馬データを集計した下記の血統表をもとに推奨馬2頭を紹介する。ここでは、そのうち1頭を紹介する。
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■持続力とパワーに優れたノーザンテーストの血
種牡馬成績をみていくと、ドゥラメンテやダイワメジャー、オルフェーヴルなどノーザンテースト内包の種牡馬が活躍していることがわかる。昨年は7番人気スターズオンアース(ドゥラメンテ産駒)が勝利、2019年も7番人気のシゲルピンクダイヤ(ダイワメジャー産駒)が2着に激走したように人気薄の激走が目立ち、馬券妙味は十分。
一方、ディープインパクト系種牡馬は【1.2.3.27】、勝ったのは2019年のグランアレグリアのみと苦戦傾向。今年もディープインパクト産駒の最終世代・ライトクオンタムやチューリップ賞を勝ったモズメイメイ(リアルインパクト産駒)など複数の馬が出走を予定しているが、今回は割り引きたい。
これらの理由はコース形態にある。阪神芝1600mは、直線が長くゴール前に急坂が待ち構えているコース形態で、スピードだけで押し切ることは難しく、スピードの持続力と坂をこなすパワーが不可欠。そのため、持続力とパワーに富んだノーザンテースト内包馬が台頭しているわけだ。
そのため、ノーザンテーストを内包しているキタサンブラック産駒とルーラーシップ産駒からそれぞれ1頭ずつを推奨馬としてピックアップしたい。
ここでは、ルーラーシップ産駒に注目する。
■ドゥアイズ
父は2012年・クイーンエリザベスC勝ちのルーラーシップ、母父は無敗の3冠馬・ディープインパクト、近親に2021年・ファルコンS勝ちのルークズネストがいる血統構成。これまでのオープン以上の成績は【0.3.1.0】と抜群の安定感を持つ本馬。初GIだった阪神JFでも4角12番手から追い込んで3着と健闘したように、勝ち切れないながらも相手なりに走れるのが強みだ。またクイーンC2着からのローテーションは昨年の勝ち馬・スターズオンアースと同じで好感度が高い。
さらにこの世代のルーラーシップ産駒は朝日杯フューチュリティS勝ち馬のドルチェモアやホープフルS3着馬・キングズレインなどもおり、完全に当たり年。この勢いに乗っかって本馬も桜花賞で好走するようならルーラーシップ産駒がクラシックを席巻する可能性も十分ありそうだ。
加えて血統面でも推せるポイントがあり、父ルーラーシップ×母父ディープインパクトの牝馬は、芝マイルで5勝を挙げているが、左回りだと【1.2.0.25】勝率が3.6%、複勝率10.7%であるのに対し、右回りだと【4.2.3.25】勝率が11.8%、複勝率26.5%とあきらかに右回りを得意としていることがわかる。
そのなかでも当日の馬体重がプラスの場合に絞ると【4.1.1.8】勝率28.6%、複勝率42.9%、単回収値340と、高い勝率を誇るなどハイアベレージをマークしていることがわかった。育ち盛りの3歳で、さらなるパワーアップに期待できるだけに当日の馬体重発表を楽しみにしたい。
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文●中井達也(SPREAD編集部)