■ダノンザキッド
2020年6月のデビュー戦を勝利すると、GIIIの東京スポーツ杯2歳S、そして暮れのGI・ホープフルSを無傷で制覇し、3連勝で2歳世代の頂点に立ったダノンザキッド。この世代におけるクラシック戦線の最有力候補と呼び声が高かったが、中山で行われた弥生賞3着、皐月賞15着と連敗。ここまでしばらく勝ち星から遠ざかっている上に、現在は当時からの評価をだいぶ落としている。
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ただ、“トラウマ”の中山を度外視すればトップクラスで安定した走りをしており、7戦して掲示板を外したのはわずか1回のみ。昨年の秋には阪神で行われたマイルCSで2着、シャティンでの香港Cでも2着と、一線級相手に好成績を残している。中山だった前走の中山記念では11着に大敗しているが、阪神に替わる今回はチャンスだろう。
好位からロスなく立ち回る機動力を持っている一方で、香港Cのように終いにかける競馬もできる器用なタイプ。早めに動いても息の長い末脚で伸びてくるのもいい。一度使われてガスも抜け、態勢は整った。巻き返しの要素はてんこ盛りで、買い目には加えておきたい刺客だ。
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著者プロフィール
山田剛(やまだつよし)●『SPREAD』編集長 元・競馬月刊誌の編集長で、現在はスポーツの未来を読みとくメディア『SPREAD』の編集長。1995年マイルCSの16番人気2着メイショウテゾロの激走に衝撃を受けて以来、穴馬予想を追求し続けている。「ウマ娘」はゴールドシップ推し。
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