祝!「日本レースクイーン大賞2022」グランプリ受賞名取くるみインタビュー後編「サーキットはディズニーランドと同じくらい興奮する場所」 2010年に始まった「日本レースクイーン大賞」は今年で13回目を数え、名だたるレースクイーンが華々しく彩…

祝!「日本レースクイーン大賞2022」グランプリ受賞
名取くるみインタビュー後編

「サーキットはディズニーランドと同じくらい興奮する場所」

 2010年に始まった「日本レースクイーン大賞」は今年で13回目を数え、名だたるレースクイーンが華々しく彩る「女神の祭典」だ。100人のレースクイーンがノミネートされ、ファン投票を経て上位5人が「大賞」を受賞し、その頂点が「グランプリ」の栄光に輝く。

 今年のグランプリを受賞したのは、レースクイーンユニット『Pacific Fairies』に所属する名取くるみさん。受賞記念インタビューとスタジオで撮り下ろした厳選フォト、ぜひご覧あれ。

   ※   ※   ※   ※   ※


──

 名取さんがレースクイーンを目指すようになったきっかけを教えてください。

「実は、一番は父の影響だったんです」

── えっ、それは意外ですね。

「父がバイクのレースをやっていて、小さいころからサーキットにはよく連れて行ってもらっていたんです。そこでレースクイーンの姿を見て『素敵だな』って憧れがあって......」

── いつかやってみたい、と。

「はい。ただ、芸能活動とかにほとんど興味がなくて、シンプルにレースクイーンって格好いいなって。それで大学卒業後の4年ぐらい前に、父が参加しているレースのレースクイーンのオーディションがあって、受けてみたら幸い合格できたんです。

 実は就職活動もしていて、とある会社に内定をいただいていたんです。だけど、人生一度きりだからやりたい道に進もうって。なので就職せず、この世界に飛び込みました」

── 親御さんは反対しなかったんですか?

「最初はすごく反対されました。親からすれば先行きが不透明な仕事ですし、抵抗はあったと思います。けど、今は応援してくれていますし、グランプリを獲った時はすごくビックリしていました(笑)」

── そうだったんですね。その後、名取さんはグラビア活動などしつつ、スーパー GTのレースクイーンへ。この仕事を続けていこうと思えた原動力って何だったんですか?

「父の近くでレースクイーンをやって、すごくアットホームな空間で、素の自分を出すことができたんです。その時、名もない自分を応援してくれる方がいて、今も応援してくれているんですけど、言葉を交わしたり喜んでくれる姿を見て、そういう人たちのためにもっともっと頑張りたいなって思ったんです」

── ファンの人たちの後押しがエネルギーになっているんですね。名取さんはレースクイーン以外にも、昨年は立ち技格闘技イベント『Krush』でラウンドガールを務めましたね。

「はい。試合会場の後楽園ホールは選手との距離がすごく近くて、レースとはまた違う熱量を感じるんです。格闘家の方って格好いいですよね。試合中に感情をむき出しにして戦う姿とか、終わった後の表情だったり、見ている人間のハートに訴えかけるものがすごくあるんです。

 その姿を見て、もらい泣きしてしまったり......感情移入しちゃうというか、自分は戦う立場ではないんですけど、応援するだけでもこんなに感動的で楽しいんだなって。ラウンドガールも引き続きやっていけたらと考えています」

── ところで名取さんは、なにかスポーツはやっていましたか?

「今はすっごいインドア派なんですけれど、学生時代はテニスとかバスケ、ダンスをやっていました。特にダンスは小学校高学年から大学までずっとやっていましたね。ヒップホップからジャズダンス、チアリーディングまで、いろんな分野のダンスに挑戦しました。あの頃は体が柔らかくてよく足が上がったんですけど、今はどうですかね(笑)」

── じゃあ、ダンス関係の仕事もチャンスがあったらやってみたい?

「そうですね。チャンスをいただけるのならば、ぜひやってみたいです。でも、ちゃんと練習しないと(笑)」

── バイクやクルマは運転するんですか?

「いえ、以前にすごく乗ってみたいと思ってサーキットでポケバイをやろうとしたんですけど、ケガのリスクがあるので、特にお母さんから反対されて......。すごく馴染みのある世界のモノなので、いつかは乗ってみたいですね。

 あと、妹がいるんですけど、妹はピザの宅配でバイクに乗ってますよ。これは仕事だから、両親も許可してくれたみたいです(笑)」

── 仕事にすればいいわけですね(笑)。名取さんは今、レースクイーンとグラビアに軸足を置いていますが、今後やってみたい分野はありますか。

「今はレースクイーン、グラビアということで、30代から40代の男性ファンの方が多いのですけど、広い世代の方に知ってもらえるように、食レポや旅番組などマルチに活動していきたいと思っています。

 バラエティ番組にも出演する予定がありますし、女優業などにも挑戦して、男女問わず幅広い層の方に"名取くるみ"という名前を憶えてもらえたらなって考えています」

── どなたか憧れの女優さんやタレントさんはいますか?

「やっぱり元レースクイーンといえば、菜々緒さんですね。モデルもやって、女優もやって、バラエティ番組にも出て、もう憧れというか尊敬しかないです。いつかは追いつけるようにしたいですね」

── 今年も『Pacific Fairies』の一員としてスーパーGTを盛り上げてくれると思いますが、前年度のグランプリ受賞者として抱負などありますか。

「今年はとにかくチームやファン、そしてサーキットへ恩返しがしたいので、スーパーGTに注目が集まるように、PRやSNSの拡散などに力を入れて活動していきたいと思います。勉強することも多いのですが、昨年より規制が緩和されるということで、サーキットに訪れる方とコミュニケーションをとる機会も増えると思います。

 なにを訊かれても答えられるように、クルマについて学んで挑みたいですね。自分のチームのマシンのことばかりではなく、ほかのチームのマシンについても。そして最後は、所属チームである『パシフィックレーシングチーム』がグランドチャンピオンになれるように、チーム一致団結して頑張っていきたいと思います。

 本当にサーキットは非日常の世界ですし、素敵な場所なので、興味がある方は、ぜひ遊びに来てください。そして、よかったら声をかけてください。よろしくお願いします!」

【profile】
名取くるみ
1996年6月16日生まれ、千葉県出身。血液型=AB型。身長160cm。B=88・W=57・H=86。趣味=ポーカー、下着集め、食べること。SNS=Twitter(@natori_kurumi)、Instagram(_miru960616)