(C)Getty Images 3月8日に開幕するワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に向け、日本代表はいよいよ…

 

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 3月8日に開幕するワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に向け、日本代表はいよいよフルメンバーが揃った。6日には阪神との強化試合を行い8-1と圧倒。選出全メンバーによる初陣を華々しく飾っている。

 このゲームで存在感を放ったのがリードオフマンに起用された「たっちゃん」ことヌートバー(25)だった。初回の先頭打席でいきなりセンター前へのヒットを放つと、3回の第2打席でも強烈なセンター返し、チーム初打点も記録している。好調時にみせる「ペッパーミル」ポーズもすでに日本の野球ファンに知れ渡るなど、MLBレギュラープレーヤーとしての実力とともに特有のキャラクターも発揮している。

【動画】頼りになるぜ!初代表のヌートバーがマルチヒット、センター前へ運んだ先制タイムリーをチェック

 

 メンバー選出発表当初は、さまざまな意見も伝えられたものの、大きな戦力となっていることは1試合を終えた時点で明らか。また、チームでの「たっちゃんTシャツ」での歓迎ぶりも報じられ、「たっちゃん」の合流によりチームの一体感もさらに強まったようにも捉えられる。

 大会を目前にして、一気に注目を集めることとなったヌートバーには海外メディアも関心を寄せている。五輪公式サイト『The Olympic Games』は今大会での日本代表参加となった経緯を伝える特集記事を配信。記事の中では日本代表選出がヌートバー自身にとって「夢」だったと紹介されている。

 同メディアは「2021年にメジャー昇格を果たすとヌートバーはさらに成長を遂げ、カージナルスの外野の主軸としての地位を確立した」と所属球団での位置付けを評した。また「長年抱いていた、一見ありそうでなかったその夢が、2023年のワールド・ベースボール・クラシックで実現した」と今回の代表入りを目指していたと綴っている。

 加えて代表チーム参加でのエピソードも振り返っており「最初の簡単なアプローチは、公式ルートではなく、ショウヘイ・オオタニの通訳として知られるイッペイ・ミズハラからだった」として、水原一平氏から声を掛けられていたとして、正式なオファーがあった際には「迷うことなくイエスと答えた」と即断だったとも記している。

 記事では、2020年シーズン、当時プレーしていたマイナーリーグがコロナ禍により開催されず、肉体労働をしていたとも明かしている。野球に真摯に向き合い、そして日本への想いも強く抱く、25歳現役メジャーのポテンシャルはここからの戦いでさらに頼りになることは間違いないだろう。

 

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

 

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