「昨年は別で練習していたので」復活ブルペンで143キロ ツインズの前田健太投手が16日(日本時間17日)、バッテリー組の…

「昨年は別で練習していたので」復活ブルペンで143キロ

 ツインズの前田健太投手が16日(日本時間17日)、バッテリー組のキャンプ初日にブルペンで投球練習を行った。2021年9月に右肘の内側側副靱帯再建手術(トミー・ジョン手術)を受けた後、初めてユニホームを着て36球。快晴の空の下、心地良いミット音を響かせ、「昨年はユニホームを着ずに別で練習していたので楽しかったなと思いました。すごく気持ちも高ぶりましたね」。清々しい表情に充実感がにじんだ。

 この日の最速は89マイル(約143キロ)を計測し、全球種を投げて感触を確かめた。球威、キレともに満足いく内容だったようで「昨年の9月はあまり状態が上がってきてなかったんですけど、今日投げた感覚としてはすごく良かったです」。昨年のリハビリ期間中に体重増加に取り組み、9月で90キロまで増やした。その分フォームのバランスが崩れたが、オフにしっかりと修正。現在は88キロくらいまで絞り、「試合でも投げられる状態だと思うので、もう少しペースを上げていければ元の状態に戻せるのかなって思います」。手応え十分の滑り出しに、声も弾んでいた。

 メジャーリーグでは今季から試合時間短縮などを目的に新ルールを導入。投球間隔の時間制限を設け、走者がいない場合は15秒、走者がいる場合は20秒以内に投球動作に入らなければならない。ツインズはこの日、ブルペンにタイマー(ピッチクロック)を設置し、各投手が早速対策を講じた。前田も最初は自分のペースで投げていたが、途中から時間を計りながら、投球練習を行った。「やっぱり、気にしないと(制限時間を)超えると思うので、気にしながらやらないといけないなと思います。意外と15秒は短く感じるので、ペースアップしてしまうというか。意外と息が上がってしんどいなって思いました」と、率直な感想を述べた。

投球間隔を制限する新ルールに悪戦苦闘「意外としんどい」

 投球練習の途中でコーチからアドバイスを受ける場面も見られた。「僕の場合、焦って10秒とか余ってるのに動き出したりしてるので、もうちょっとゆっくりでいいよって(言われた)。残り2、3秒ぎりぎりのところでやるのは怖いって思っていたんですけど、そういうことも必要かなと思う。それは慣れていくしかないかなって思います」と新ルールへの対応の必要性を痛感していた。

 さらに、牽制球が2回に制限されるなど、投手への負担が大きい新ルール。高い守備力と野球センス抜群の前田でも、慣れるには少し時間を要しそうだ。キャンプ地の本球場にも、バックネット裏2か所にタイマーが設置されており、オープン戦から本格的に取り組むことになる。34歳右腕は「今までと違う野球というかピッチングになってしまいますけど、時計を見ながらうまく投球のタイミングとかはやらないといけない。できればルールに苦労するよりも、気にせずにやれる感覚というのは持ちたいなって思っています」と意気込みを示した。

 完全復活を期す今季の目標は「1年間ローテーションを守ること」。そして、こうも続けた。「その後にしっかりと結果を残すことが大事になってくると思うので、たくさん勝って、いい防御率でシーズンを終えることが最大の目標ですね」。(Full-Count編集部)