ブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズのプライドを持つ男たちが、勇ましきマオリ・オールブラックスを倒した。ニュージーランド遠征の5戦目は、6月17日に雨のロトルア・インターナショナルスタジアムでおこなわれ、32-10で快勝。今ツアーでは…

 ブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズのプライドを持つ男たちが、勇ましきマオリ・オールブラックスを倒した。ニュージーランド遠征の5戦目は、6月17日に雨のロトルア・インターナショナルスタジアムでおこなわれ、32-10で快勝。今ツアーではスーパーラグビーチームに苦汁をなめさせられたライオンズだが、これで通算3勝2敗となった。

 前半は、マオリ・オールブラックスがキック&プレッシャーからNO8リーアム・メッサムがトライを奪ったのに対し、ブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズの得点はPGのみ。それでも、FBリー・ハーフペニーが確実にショットを決め、12-10で折り返した。

 後半早々にもライオンズがPGで加点すると、47分(後半7分)にはマオリのSHタウェラ・カーバーローが危険なタックルでイエローカードとなり、流れは一気にライオンズに傾いた。数的有利となった直後、FWのフィジカルを活かしたアタックはTMO(テレビジョンマッチオフィシャル)でトライは確認されなかったものの、50分にスクラムでペナルティトライを獲得。53分にもゴール前スクラムのチャンスとなり、NO8タウルぺ・ファレタウのサイドアタック後、LOマロ・イトジェがインゴールに突っ込み追加点を挙げた。主導権を握ったライオンズは69分にもPGで加点し、相手には後半1点も許さず、快勝となった。

 ブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズは20日にハミルトンでスーパーラグビーチームのチーフスと戦い、24日からいよいよ、オールブラックス(ニュージーランド代表)とのテストシリーズに臨む。