5日午前、ボルダージャパンカップ（東京・駒沢オリンピック公園総合運動場屋内球技場／以下BJC）の男子準決勝が行われ、前…


　5日午前、ボルダージャパンカップ（東京・駒沢オリンピック公園総合運動場屋内球技場／以下BJC）の男子準決勝が行われ、前回王者の楢崎智亜が首位通過を果たした。

　楢崎は多くの選手がゴール取りに苦しんだ第1課題を1トライ目に登り切り、スラブの第2課題、ダイナミック系の第3課題を連続完登。最終課題は力尽きたが、冒頭の一撃がアドバンテージとなり2位・藤井快を完登に要した総アテンプト数の差で上回った。

2位通過の藤井快

　3、4位にはジャパンツアーを勝ち上がってきた佐野大輝、通谷律が入った。藤井に抜かれるまで暫定首位だった佐野は3年ぶりの決勝進出。高校1年生の通谷は自身初のBJCファイナルにたどり着いた。5位には井上祐二、6位には楢崎明智が入り、明智は兄・智亜とともに決勝へ駒を進めている。

3位通過の佐野大輝

　本ラウンドで完登を記録したのは20人中7人のみと高難度課題が続いた。予選を首位通過していた安楽宙斗は1完登したものの決勝進出ライン下の7位。2年連続W杯年間優勝中の緒方良行は苦手とするプッシュムーブを攻略できず16位で大会を終えた。男子決勝はきょう16時35分からスタートする。

＜準決勝リザルト＞

1位：楢崎 智亜（無所属）／3T 4z 8 10
2位：藤井 快（無所属）／3T 4z 14 11
3位：佐野 大輝（愛知県山岳連盟）／3T 3z 13 12
4位：通谷 律（佐賀県山岳・スポーツクライミング連盟）／2T 4z 7 9
5位：井上 祐二（大阪府山岳連盟）／1T 3z 2 8
6位：楢崎 明智（日新火災）／1T 2z 1 2
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7位：安楽 宙斗（千葉県立八千代高等学校）／1T 2z 8 12
8位：杉本 怜（北海道山岳連盟）／0T 3z 0 10
9位：高田 知尭（鳥取県山岳・スポーツクライミング協会）／0T 3z 0 12
10位：関口 準太（栃木県山岳・スポーツクライミング連盟）／0T 3z 0 12
11位：小西 桂（神奈川県山岳連盟）／0T 2z 0 2
12位：杉本 侑翼（三重県山岳・スポーツクライミング連盟）／0T 2z 0 3
13位：山口 賢人（大阪学院大学）／0T 2z 0 3
14位：川又 玲瑛（B-PUMP）／0T 2z 0 6
15位：樋口 純裕（佐賀県山岳・スポーツクライミング連盟）／0T 2z 0 6
16位：緒方 良行（B-PUMP）／0T 1z 0 1
17位：清水 裕登（愛媛県山岳・スポーツクライミング連盟）／0T 1z 0 1
18位：亀山 凌平（滋賀県山岳連盟）／0T 1z 0 2
19位：鷹見 真洋（東京都山岳連盟）／0T 0z 0 0
20位：百合草 碧皇（早稲田大学）／0T 0z 0 0

※左から準決勝順位、氏名、所属先、成績
※成績は左から完登数、ゾーン獲得数、完登に要した合計アテンプト数、ゾーン獲得に要した合計アテンプト数
※上位6人が決勝に進出

CREDITS

取材・文

編集部 /

写真

窪田亮

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