■エピファニー

【中間調整】母の全姉が牝馬2冠ミッキークイーンという良血馬だ。3歳シーズンの昨年は精神面、肉体面に課題があり、無理をしてクラシックロードに乗せることはせず、適宜休養を挟みつつ条件戦を連勝。前走のノベンバーS(3勝クラス)を快勝して4連勝とし、条件クラスに別れを告げた。デビュー後一貫して芝1800m戦で使われており、オープン初戦としてどこを使うか相当思案したようだが12月半ばに目標をアメリカJCCに設定。12月27日に美浦へ戻り、調整が進められている。初時計だった31日の坂路追いでラスト2F13秒7-12秒9(馬なり)と動けており、休養効果で背腰は幾分かはしっかりしてきたようだ。明けて1月3日にウッドで66秒6(馬なり)と、さっそく速いところをやれたあたりも成長の一端が垣間見える。1週前追いのウッド単走は折り合いを重視しゆったり入ったが、力まずにしっかり脚を溜めることができていた。

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【最終追い切り】この日もウッド単走。前向き過ぎるとも言えるが、とにかく活気十分で豪快な行きっぷりを示す。直線は内めを通ったとは言えラスト3F36秒5(馬なり)でまとめてきた。5F全体64秒9は大幅に自己ベスト更新の数字だ。

【見解】2週前追い、1週前追いは2200mへの距離延長対策で折り合いをしっかり教え込み、当週は気分良く馬の気持ちに任せて行かせるというメリハリの利いた調整過程。当週追いはかなり飛ばしたのでラストで失速してもおかしくなかったところだが、上述の通りラストもしっかりまとめており、心身ともにきわめていい状況のようだ。連勝の勢いを持続したまま、さらに上昇といった雰囲気にある。

総合評価「S」

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著者プロフィール

西村武輝(にしむらぶこう)●フリーライター 競走馬の追い切り評価を専門として、ネットメディア中心に執筆を続けているフリーライター。現在、UMAJIN.net「競馬サロン」においては毎週の重賞出走全頭のレポートを執筆、担当。またプロレス関連業界にも関わっており、週刊プロレスや書籍等への寄稿歴もある。

■アメリカジョッキークラブカップ2023 調教動画(エピファニー)