今週は、先週に引き続き「中山・中京・小倉」の3場開催です。 重賞は日曜日にふたつ。中山競馬場で芝の中距離戦・アメリカ…
今週は、先週に引き続き「中山・中京・小倉」の3場開催です。
重賞は日曜日にふたつ。中山競馬場で芝の中距離戦・アメリカジョッキークラブカップ(GII・中山・芝2200m)、中京競馬場ではダートの中距離戦・東海ステークス(GII・中京・ダート1800m)が行われます。
毎週、重賞での激走馬を予想するこのコーナー。膨大なデータを駆使したnetkeibaオリジナルAIが、今週は混戦模様の東海Sで狙い馬を探します。
月曜日現在、登録馬は16頭。前走が同舞台でもあったチャンピオンズC(GI・中京・ダート1800m)という馬も数頭いますが、他路線からも幅広く集まるメンバー構成になりました。
まず上位人気になりそうな馬としては、ハギノアレグリアス (牡6・栗東・四位厩舎)。6歳ながらまだキャリア10戦で昨年も後半からの3戦しかしていませんが、いよいよ重賞に手が届きそうなところまで上がってきました。今回はチャンスとなるでしょう。
対するは、前走チャンピオンズCで9着だったオーヴェルニュ(牡7・栗東・西村厩舎)。一昨年のこのレースで優勝。近走での着順は振るいませんが、昨年は1番人気で2着という実績もあり得意のコースに戻れば前進があるはずです。
さらには、前走浦和記念(GII・浦和・ダート2000m)1着のクリノドラゴン(牡5・栗東・大橋厩舎)、前走ベテルギウスS(L・阪神・ダート1800m)1着のサンライズウルス(牡5・栗東・安田翔厩舎)という有力馬がスタンバイ。ほかにも3連勝中のプロミストウォリア(牡6・栗東・野中厩舎)、芝からの挑戦となるアイアンバローズ(牡6・栗東・上村厩舎)など、多彩な面子が揃い今からワクワクするような好メンバーといっていいでしょう。
【怒涛の追い込みが炸裂か!?】
予想はすべてAI任せ。枠順や当日の馬場状態予測を反映していない現時点のものとなりますが、人間の気持ちが入らない分「まさか」と思えるような穴馬を選出することもあります。
そして月曜日時点でAIが選出してきた本命候補は、クリノドラゴンでした。
同馬は父アスカクリチャン・母クリノクレオパトラ (母父ロージズインメイ)という血統。地味な血統ではありますが、ダート戦をコンスタントに使い勝ち上がってきた叩き上げの馬です。
デビューは20年の2歳新馬戦(京都・芝1800m)。人気は出走18頭中の18番人気で結果は16着と惨敗に終わりました。
しかし、2戦目の2歳未勝利戦(阪神・ダート1800m)で舞台をダートに変えると13番人気ながら4着と好走。ダートでの適性を示すと、デビューから9戦目にして未勝利を勝ち上がっています。
昨年は9月に3勝クラスを勝つと、次走シリウスS(GIII・中京・ダート1900m)では9番人気ながら4着。続く11月のJBCクラシック(GI・盛岡・ダート2000m)でも4着と惜敗しましたが、前走の浦和記念(GII・浦和・ダート2000m)では不良馬場で行われた一戦を後方から上がり最速で優勝しました。
使うレースはほぼダート中距離戦で、追い込み一辺倒の脚質ながらも毎回安定的に上位の上がりをマーク。今回も馬場が渋るようならば、怒涛の追い込みが決まるかもしれません。
(netkeiba編集部)