男子テニスのアデレード国際1(オーストラリア/アデレード、ハード、ATP250)は6日にシングルス準々決勝が行われ、第1シードのN・ジョコビッチ(セルビア)が第7シードのD・シャポバロフ(カナダ)を6-3, 6-4で下し、準決勝進出を決め…

男子テニスのアデレード国際1(オーストラリア/アデレード、ハード、ATP250)は6日にシングルス準々決勝が行われ、第1シードのN・ジョコビッチ(セルビア)が第7シードのD・シャポバロフ(カナダ)を6-3, 6-4で下し、準決勝進出を決めた。試合後の会見では16日に開幕が迫った全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)や準決勝で対戦するD・メドベージェフとの激突について語った。
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ジョコビッチはこの試合、ファーストサービスが入ったときに78パーセントの確率でポイントを獲得。第2セットで1度ブレークを許したものの、自身は試合を通して3度のブレークに成功し、1時間56分で勝利した。
全豪オープンに向けた前哨戦に位置付けられている同大会。準決勝では第3シードのメドベージェフと顔を合わせる。記者会見で準決勝についてたずねられたジョコビッチは、13度目の対戦となる世界7位に対しての思いを語った。
「もちろん、互いに尊敬し合っているよ。また、彼がコート上でどれだけ優れたテニスプレーヤーであるかということも理解している。ここ4、5年はトッププレーヤーとして君臨しているんだからね。元世界1位、グランドスラムチャンピオン。彼は精神的にもとてもタフなんだ。これまで対戦した12試合中、どちらかがストレート勝ちしたのは1試合か2試合しかない気がするんだ。他の試合はほとんど接戦。だから明日も同じような展開になると思うよ」
「夕方に行われる試合はコンディションが少し変わる。少しゆっくりした感じなんだ。だからかなりラリーが多くなると思うし、そのための準備をしなければならない。彼と対戦して勝つために必要なことは分かっている。僕ら2人ともいいプレーをしていると思う。今週、彼が何試合かプレーしているのを見た。とてもよくボールを打っていた。いつもと同じように安定していたね。いわゆるフリーポイントをあまり与えないんだ。ビッグサーブを持っていてサービスゲームをスムーズにこなすことができる。彼は間違いなくタフなプレーヤーなんだ」
そして、全豪オープンに向けたモチベーションについて問われたジョコビッチだが、まずは今大会に集中することを強調した。
「自分のプレーに満足しているし、コート上で感じていることにも満足している。いつもと同じようにモチベーションを保っているよ。大会のカテゴリーに関係なくね。グランドスラムが目前に迫っていることは知っているけど、僕は本当にここに集中したい。ここに集中したいんだ。明日も、それ以降も、メドベージェフをはじめ、本当にタフな相手ばかりだ。楽しみだ。素晴らしい準決勝になることは間違いないからね。でも同時に、僕にとってもメドベージェフにとっても、これまでで最大の試練になると思うんだ。メルボルンと全豪オープンに向けて、僕と彼にとってこれまでで最大のテストになると思うよ」
ジョコビッチとメドベージェフの勝者は決勝で世界ランク33位のS・コルダ(アメリカ)と同36位の西岡良仁のどちらかと対戦する。