(C)Getty Images  12月31日、東京大田区総合体育館でボクシングWBA・WBOスーパーフライ級王座統一戦で井岡一翔と、ジョシュア・フランコが対戦する。 WBO王者である井岡は、今回のフランコ戦を制すれば…

 

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 12月31日、東京大田区総合体育館でボクシングWBA・WBOスーパーフライ級王座統一戦で井岡一翔と、ジョシュア・フランコが対戦する。

 WBO王者である井岡は、今回のフランコ戦を制すれば日本人初の2階級での王座統一という偉業達成となる。大晦日の戦いも恒例となっており今回が実に11度目。もはや風物詩とも言える、年納めの日の井岡の雄姿には日本国内のみならず、海外メディアも熱視線を送っているようだ。

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 イギリススポーツサイト『Pundit Feed』では、31日の試合に向け、特集記事の中で試合を展望、両選手の特徴も伝えている。

 同メディアは「この時期はボクシング界にとって静かな時期である。しかし、今年もタイトルマッチが1試合だけ残っており、それはとても重要な試合になることが約束されている」とし、続けて「2022年12月31日、WBO世界スーパーフライ級とWBA世界スーパーフライ級のベルトを懸けて、カズト・イオカとジョシュア・フランコがリングに上がるのである」と記している。

 その上で「イオカはこれまで4つの階級でタイトルを獲得している。その適応力とファイトIQの高さには定評があり、過去15回に渡ってKO勝ちを収めているように、強力な打撃で試合を制することもできるが、足を使ってポイントを稼ぐことも十分に可能である」と井岡のファイトスタイルを評した。

 また、フランコについては、近年同じ対戦相手との連戦が続いていることにも触れながら「イオカとの試合はフランコにとって新鮮な気持ちでの戦いとなるだろう」と綴っている。

 さらに試合内容にも言及しており「この試合は、両者とも勝負強さとリング上での実力を備えており、どちらが勝ってもおかしくない」と述べており、加えて「イオカはこれまで半数の試合でKO勝ちしており、フランコは3分の1しかKOしていない。しかし、フランコは33歳のイオカよりかなり若い。スピードと体力の面でフランコに軍配が上がるのか、それとも経験と精神力でイオカの勝利となるのか、それはまだわからない」と見解を示した。

 決戦の日が近づくにつれ、世界中からの注目度が高まり続ける2団体統一戦。勝敗予想が困難とされる大一番、2本のベルトを手にするのは果たしてどちらだろうか。

 

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

 

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