■ボルドグフーシュ
【中間調整】神戸新聞杯3着で権利を獲得。7番人気という評価で前走・菊花賞に挑んだが、最終コーナーで巧みにポジションを上げると直線で猛然と追い上げレコードVのアスクビクターモアにハナ差まで迫る2着と大健闘。強いとされる現3歳世代でもトップクラスの実力馬と言っていいだろう。僅差敗北の激戦だっただけに反動がどうか、というところだったが短期放牧先で状態を確認され有馬記念へのゴーサインが下る。12月1日に栗東へ戻り、有馬記念への調整が始まった。2日に坂路15-15をさっそくこなせており、緩みは一切なし。2週前追いでは坂路4F51秒8(強め)と、坂路では走らないこの馬なりに自己ベストを更新と測ったように気配を上げてきている。1週前には今回騎乗が決まった福永騎手が跨り、CWで併せた相手を突き放す動き。ゴールを過ぎても鞍上は負荷を掛けており、体調や脚元にまったく不安がないからこその調整内容だったと言える。
◆【有馬記念2022予想/追い切り診断】GI馬に不安抱く辛口「B」評価 「反応と加速の連動性が減衰している」
【最終追い切り】1週前でほぼ仕上がっており、今週は坂路単走で福永騎手との意思疎通を深めるような内容に留まった。序盤は鞍上の意のままにピタッと折り合い、ラストではごく軽微な指示に鋭く反応、弾むように加速した。
【見解】1週前の攻めがとにかく圧巻。自己ベストタイムを更新した数字面はもちろん、相手を捕らえに行く際の気迫や、抜け出してからの集中ぶりも申し分なかった。最終追いで見せた鞍上との折り合いも抜群で、精神面でかなりいい状況にありそう。相手関係はさらに強くなるが、前走同様に好勝負できそう。
総合評価「A」
◆【有馬記念2022予想/追い切り診断】GI馬に不安抱く辛口「B」評価 「反応と加速の連動性が減衰している」
◆【有馬記念2022予想/追い切り診断】タイトルホルダーを上回る最高評価「S」 「前走同様かそれ以上の迫力」
◆【有馬記念2022予想/追い切り診断】2強の一角は“2番手”評価「A」 「唸るような雰囲気の春に一歩及ばず」
著者プロフィール
西村武輝(にしむらぶこう)●フリーライター 競走馬の追い切り評価を専門として、ネットメディア中心に執筆を続けているフリーライター。現在、UMAJIN.net「競馬サロン」においては毎週の重賞出走全頭のレポートを執筆、担当。またプロレス関連業界にも関わっており、週刊プロレスや書籍等への寄稿歴もある。
■有馬記念2022 調教動画(ボルドグフーシュ)




















