先日 12月22日(木)にて「X Games Chiba 2023」の開催発表がされた。2023年 5月12日(金)、13日(土)、14日(日)の3日間にわたってスケートボード・BMX・Moto Xの人気アクションスポーツ競技が、来年も「ZOZOマリンスタジアム」で繰り広げられる。
年の瀬を迎え次回大会の開催発表もされた中で、日本で初開催された「X Games Chiba 2022 Presented by Yogibo」をもう一度振り返ってみたい。
堀米雄斗 / Jason Halayko ESPN Images
四十住さくら、堀米雄斗、早川起生が日本初開催で金メダルを獲得するなど、日本人選手の輝かしい功績も記憶に新しい。男子スケートボードストリート・女子スケートボードパークでは日本人選手が表彰台を独占し、多くの観衆を魅了した。
男子スケートボードストリートで優勝した堀米雄斗は、「今までこんなに多くのファンが来てくれることはなかった。大勢のファンがいてスケートボードが少しずつ認められているなと感じたので、その応援に応える滑りができてよかった。X Gamesが日本で開催されるのは奇跡。小さい頃からの夢のコンテストで、ずっと見ていた。そのコンテストが日本に来て、そこで優勝できてすごくうれしい」とコメントを残している。
早川 起生 / Hikaru Funyu ESPN Images
X Gamesにおいて19年ぶりに行われたBMXフラットランド種目では、大会最年少選手の早川起生が優勝に輝き多くの注目を集めた。
早川選手はリザーブ選手として招待されていたため大会に出場予定は無かったが、出場選手であった選手がコロナウィルス陽性者になってしまったことから繰り上げで急遽出場が決まった。早川選手は複雑な心境で当日に向けて調整する中、本来出場予定であった選手から直接応援のメッセージを受け取り、彼の分まで全力を尽くすことを約束して大会を迎えた。そして早川選手は決勝でも高難度トリックをメイクし見事金メダルを獲得。
「金メダルを取ることができてすごく嬉しいです。欠場になった選手の代わりに急遽出ることになりましたが、彼の分まで頑張りたいと思って臨みました。実際に出場して望んできた結果を残すことができて本当に嬉しいですし、自分がこのメンバーの中でライディング出来たことを誇りに思います。」と優勝後のインタビューで語っている。
左から開心那、四十住さくら、手塚まみ
Brett Wilhelm / ESPN Images
女子スケートボードパークでは四十住さくらが優勝。堀米雄斗と同じく東京オリンピックに続いて金メダルを獲得した四十住選手は、堂々のライディングでノーハンドのバックサイド540やヒールフリップインディなどの高難易度トリックを決め歓声を集めた。さらに四十住選手が優勝した日は彼女の母親の誕生日であり、優勝メダルを手に母を祝ったエピソードも。
コメントでは「自分が練習してきた、出したいルーティーンは全部乗れなかったので次に乗れるようにもっと頑張ります」 と、すでに次への目標を語ってくれた。
MAN WITH A MISSION ©Daisuke Sakai
その他にもストリートカルチャーともゆかりの深いロックバンド MAN WITH A MISSION が音楽ライブで登場。次世代を担う日本トップクラスのスケートボード・BMXのキッズライダーのデモンストレーション、そしてMoto Xのライダーが飛び交うなかで演奏を行った。
会場内には、千葉のこだわり&おしゃれなアイテムを厳選した「千葉セレクト物販ブース」など千葉の物産エリア。YogiboやHUFのポップアップストアをはじめ、Monster Energy、X-mobileなどのスポンサーブースも出展。スケートボードやBMX、ブレイキンの体験ができる「千葉市体験ブース」は連日たくさんの家族連れで賑わいをみせた。
来年もZOZOマリンスタジアムにて、25年以上の歴史を誇るアクションスポーツ夢の舞台が開催される。「X Games Chiba 2023」ではどんなドラマが待っているのか。再び世界最高峰のアクションスポーツの祭典をこの目で刮目したい。
X Games Chiba 2022 Presented by Yogibo ハイライト映像
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