雲ひとつない爽やかな晴天の下、早慶明新人戦が行われた。早大からは6名のルーキーが出場。丸尾風瑛(スポ1=福岡・柏陵)が…

 雲ひとつない爽やかな晴天の下、早慶明新人戦が行われた。早大からは6名のルーキーが出場。丸尾風瑛(スポ1=福岡・柏陵)が個人1位を記録する活躍でチームを牽引し、早大は2019年以来3年ぶりとなる優勝を果たした。

 早大所沢キャンパスレンジに早大、慶大、明大のルーキーが集い行われる早慶明新人戦。経験者SH、初心者SH、30mWの3部門が開催され、そのうちSHの両部門の大学別の平均得点で総合優勝が決まる。前半の50メートルで早大は序盤こそ僅差で慶大にリードを許すも、丸尾が安定した行射で自身の試合記録を更新する高得点をマークする。西村友杏(先理1=東京・錦城)も自身の試合記録を更新し、575点を記録した桑原駿(スポ1=愛知・東海)、丸尾と共にチームを牽引。6エンド目に慶大を逆転し、1位で前半を折り返した。


Xを射抜き、ガッツポーズする西村

 後半の30メートルでも丸尾の勢いは衰えず。全てのエンドで55点以上を記録し、SHでの自身の試合記録も更新した。また、「50(メートル)が全然だめだった」(渋谷)、「50メートルがとにかく緊張で足が震えてしまった」(立川)と50メートルが振るわなかった渋谷樹里(スポ1=エリートアカデミー)と立川旺佑(国教1=東京・早大学院)が復調し、300点を超える好得点をマーク。特に渋谷は全てのエンドを50点以上にまとめ、30メートルでは丸尾に次ぐ全体2位の326点をマークした。前半、チーム内2位だった桑原も着実に得点を重ね、323点を記録。早大は慶大、明大を引き離し、1位の座を守って72射を射ち切った。


スコーパーと矢の位置を確認する丸尾

 今年最後の対外試合となった早慶明新人戦。良い締めくくりとしたい気持ちが空回りしたか、序盤は硬さがみられる選手も多かったが、徐々に調子を上げ、最高の形で2022年を締めくくった。1年生で唯一大学入学後に競技を始めた安達由樹(人1=茨城・下妻一)も12エンド中7エンドで45点を超えるなど、光るものを見せ、「みんな即戦力」と井上空副将(創理3=東京・早大学院) も期待を寄せる1年生たちの活躍はワセダの明るい希望となった。前回優勝を果たした2019年の1年生は実に6人が後に全日本学生個人選手権出場を果たした現在の4年生だ。期待の新星たちが全国の舞台へはばたく日もそう遠くないだろう。


表彰式後、集合写真に納まる3校の選手たち

(記事、写真 星野有哉)

結果

▽SHアベレージ(大学別)

1位 早大 574.8点

▽個人

◇SH経験者の部

丸尾 1位 655点

桑原 5位 598点

渋谷 7位 580点

西村 9位 554点

立川 10位 540点

◇SH初心者の部

安達 16位 522点

コメント

井上空副将(創理3=東京・早大学院)

――早慶明新人戦全体を振り返って

 勝てたのはよかったです。序盤は3校とも団子状態だったので、楽しませてもらいました(笑)。いつもは点数がもっと出ているメンバーもいたので、少し苦戦しているのかなという印象はありました。昨日も納射会で(SHを)射っているはずなので、部内戦と学外戦の違いをつかめていないところもあるのかなと思います。

――1年生中心の雰囲気作りについてはどのように見ていましたか

 雰囲気はいつも通りでよかったのかなと思います。

――来年、現在の1年生に期待することは

 まだまだ伸びしろがあるので、どんどん上手くなって、(自分たちとの差を)詰めてきて欲しいですね。早稲田は人数が少ない分、みんな即戦力なので、頑張って欲しいなと思います。

安達由樹(人1=茨城・下妻一)

――今日の目標は

 点数だと550点、技術面ではクリッカーを無理やり切らないというのと押し手を最後まで真っ直ぐ伸ばすというのを目標としていました。

――射を振り返って

 50メートルの前半はスコーパーをやっていただいた廣木(円華、人3=茨城・水戸二)さんの声掛けもあっていい感じに射てていました。50メートルの最後のエンドで少し崩れてしまい、そこで立て直すことができずに30メートルまでずるずると下がってしまった点が今日の反省です。

――今年1年を振り返って

 元々アーチェリー部に入ると決めて入学したわけではなく、初心者からはじめたのですが、とても居心地のいい部活なので、充実した2022年だったのかなと思います。

――来年の抱負をお願いします

 学年が上がるので、まずは新入生を頑張って入れないとなと思います。人数が少ないので、自分も主力として戦えるように成長していきたいと思います。

桑原駿(スポ1=愛知・東海)

――今日の目標は

 点数だと630点で、射ち方だと押し手を最後まで残すというのを目標にしました。

――射を振り返って

 50(メートル)の前半3エンドが結構よくて、射ち感も結構よかったので、点数も行動目標もいけるかなと思いました。途中で崩れてしまったのですが、自分がどこが崩れたのかを大学に入って初めて自分自身で気づくことができたので、そこで修正できて最終エンドで取り返すことができたのはよかったと思います。

――今年1年を振り返って

 高校からブランクが空いてのアーチェリーで、なかなか自分が射ちたい点数が試合で射てないことが多かったので、この冬の期間にしっかり実力を付けて、リーグ戦や王座を迎えたいなと思います。

――来年の抱負をお願いします

 今年の王座を後ろで見ていてかっこいいなと思ったのと同時に悔しいなとも思いましたし、インカレに出れなかったのも悔いが残ります。2023年はその2つに出て、活躍したいなと思います。

渋谷樹里(スポ1=エリートアカデミー)

――今日の目標は

 635という点数を掲げていたのですが、届かなかったです。

――射を振り返って

 50(メートル)が全然だめだったのですが、途中から先輩や遠藤(宏之)監督からアドバイスをもらいながら徐々に点数を上げられたのは一つ収穫だと思います。

――今年1年を振り返って

 大学に入ってから思うようにいかないことが多くて、点数が下がり続けているという現状があるので、来年もまた王座など70メートルの試合はたくさんあるので、この冬で調子を戻していけたらなと考えています。

――来年の抱負をお願いします

 まずは王座メンバーに入って、今度こそは王座制覇に貢献できるように、しっかりと土台作りから頑張っていきたいと思います。

立川旺佑(国教1=東京・早大学院)

――今日の目標は

 点数だと575点というのを目標にしていました。最近はどの距離でも点数が出ていなくて、現実的な目標を立てていたのですが、それも達成できなかったという結果ですね。

――射を振り返って

 50メートルがとにかく緊張で足が震えてしまって、そこてなかなか流れがつかめませんでした。50(メートル)の後半でちょっと上がったんですけど、もう少し序盤から攻めて射てたらよかったなという感じです。

――今年1年を振り返って

 点数的には高校の3年間と比べたら上がったかなという印象です。来年はリーグ戦のメンバーに入ることになると思うのですが、その中で自分が当てないと勝てないというのが今年の試合の中で結構あったので、まだもう一つ成長し切れていない部分があったなという印象です。

――来年の目標を教えてください

 王座出場です。4人のメンバーとして王座に出場することが来年の目標です。

西村友杏(先理1=東京・錦城)

――今日の目標は

 点数は50メートル245点、30メートル300点、SHトータルで545点という目標を立てていました。技術面の目標としては昨日(の納射会で)できなかったグリップに力が入らないように射つということと、弓を握らないということ、引き手が小指の方向に丸めないということを目標にしていました。

――射を振り返って

 最初の試射でクリッカーが早切れしてしまってどうなることかと思っていたのですが、50メートルが始まったらクリッカーもちょうど合って、目標としていた弓を離すということも5割くらいの射でできました。グリップに力が入らないというところもクリッカーが早切れすることが減ったので、達成できたのかなと思います。30メートルではまだやはり当てることを考えてしまって、感覚のいい射ち方ができなかったので、改善していかなければいけないなと思っています。

――自身の試合新記録を更新したという点ではいかがですか

 そんなに点数を意識しないで射てたので、試合新記録が出たのかなと思います。自己新記録までもあとちょっとだったので、そこは少し悔しいです。

――今年1年を振り返って

 私は早同戦と早慶戦に出ることを目標としていたので悔しいです。新人戦でも点数が出ず、悔しい思いをしたのですが、最後の早慶明新人戦で良い点を出せたので、トータルで見れば成長できてよかったのかなと思います。

――来年の抱負をお願いします

 まず4月に行われるリーグ戦に出られるように、冬の間にしっかり技術を高めていきたいと思います。また、今年は大学から始めた先輩が2人インカレ(全日本学生個人選手権)に出場されたので、先輩方のように、私もインカレに出られるように頑張っていきたいと思います。

丸尾風瑛(スポ1=福岡・柏陵)

――射を振り返って

 ミスしても落ち着いて射てていたので、自分的にはよかったと思います。

――個人1位でした

 周りの点数はそんなに気にしていなかったのですが、今実感してみると、最後の新人戦で勝てたことは嬉しいなと思います。

――今年1年を振り返って

 自分的には点数面で貢献できていないので、来年、王座に出場できるように点数を上げていきたいと思います。

――来年の抱負をお願いします

 2023年は自分がチームを引っ張って、上に行けるように頑張っていきたいと思います。