今週は阪神競馬場で阪神ジュベナイルF(GI、芝1600m)が行われる。外回りに施行条件変更後はブエナビスタやアパパネ、ラッキーライラックなどのちの競馬界を牽引した出世馬がズラリ。桜花賞と同じ舞台で行われることもあり、来年のクラシック戦線を占う意味でも重要な一戦だ。
過去10年のデータ分析から浮かび上がったキーワードをもとに出走馬を分析していく。ここでは「プラスデータ」としてウンブライルを取り上げる。
◆【阪神ジュベナイルフィリーズ2022予想/追い切り診断】2強の1頭にまさかの辛口「B」評価 「見えない形で尾を引いている」
■横山武史も絶賛のポテンシャル
2戦2勝と負け知らず。その2戦とも圧巻のパフォーマンスだが、アルテミスS組との比較で距離適性を証明しきれていない点が不安材料。穴馬とは言い切れないまでも半信半疑の評価になりそうな1頭だが、以下データをご覧いただければ印象は一変するはずだ。
・前走OPクラスで2着に0秒3差以上勝利【3.2.0.1】
モリアーナにも当てはまるこのデータ。連対率に換算すると83.3%とハイアベレージを誇っている。前走・もみじSは上がり3F33秒5。過去、阪神芝1400mの勝ち馬で上がり3F33秒5以内を記録した2~3歳馬は、グランアレグリアとマテンロウオリオンしかいない。追い切りに跨がった横山武史はエフフォーリア、タイトルホルダーを引き合いに出しつつ能力を絶賛。3連勝で戴冠の可能性は十分だ。
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▼競馬ストーリーテラー・田原基成の重賞分析TV「2022阪神ジュベナイルF-データ分析編」
著者プロフィール
田原基成(たはらもとなり)●競馬評論家 競馬予想の魅力を世に発信し続ける「競馬ストーリーテラー」。予想に対して謎ときに近い魅力を感じており、ローテーション・血統の分野にて競馬本を執筆。現在はUMAJIN内「競馬サロン」にてコラム【競馬評論家・田原基成のいま身につけるべき予想の視点】 執筆中。『SPREAD』ではデータ分析から読み取れる背景を紐解き、「データの裏側にある競馬の本質」を伝えていく。