トヨタ・モビリティ基金(TMF)は、誰もがモータースポーツ観戦を楽しめるさまざまなアイデアの実証実験を11月27日、鈴鹿サーキットで実施する。TMFでは「もっといいモビリティ社会」の実現に向け、今年6月より、様々な想いやノウハウを持った人々…

トヨタ・モビリティ基金(TMF)は、誰もがモータースポーツ観戦を楽しめるさまざまなアイデアの実証実験を11月27日、鈴鹿サーキットで実施する。

TMFでは「もっといいモビリティ社会」の実現に向け、今年6月より、様々な想いやノウハウを持った人々とともに、アイデアやソリューションの社会実装を目指すコンテスト「Make a Move PROJECT」を実施。そのうちの「Mobility for ALL ~移動の可能性を全ての人に」部門ではモータースポーツに焦点を当て、障がいの有無などにかかわらず、誰もがモータースポーツ観戦を楽しめるアイデアを公募した。

Mobility for ALL部門には、国内外からの100件を超えるアイデアが寄せられ、この中から17チームを採択し、活動支援金(1チームあたり最大1500万円)を授与。岡山国際サーキット・スーパー耐久レース会場などでの実証実験には100人を超える参加者が集まり、多くのフィードバックを得ることができた。

今回はより多くのユースケースやユーザーからの意見を収集するため、11月27日の鈴鹿サーキットでのスーパー耐久レース最終戦にて、8チームによる実証実験を行う。実証実験は「実況中継に対しAIを活用したリアルタイムでの字幕提供」、「光と同期して音が見えるTシャツを用いた新たな観戦体験」など。今後、最終選考会を経て、11月末に次フェーズに進む採択チーム(1チームあたり最大2000万円の活動資金を授与)を発表する予定だ。