楽天―DeNA  8回、DeNA・筒香を三振に仕留め8試合連続の2桁奪三振をマークし、笑顔でベンチに戻る楽天・則本=Koboパーク宮城【写真提供:共同通信社】 投打の噛み合った東北楽天が8対2で快勝し、連敗を止めた。 横浜DeNAの2連勝で…

楽天―DeNA  8回、DeNA・筒香を三振に仕留め8試合連続の2桁奪三振をマークし、笑顔でベンチに戻る楽天・則本=Koboパーク宮城【写真提供:共同通信社】


 投打の噛み合った東北楽天が8対2で快勝し、連敗を止めた。
 横浜DeNAの2連勝で迎えた第3戦。東北楽天の先発は、前回登板で7試合連続2ケタ奪三振の日本記録を打ち立てた則本。初回をきっちり無失点で抑えると、この日は打線が活発で、1回裏に横浜DeNAの先発三嶋から、1番・茂木が初球を叩いて今季自身4本目となる先頭打者本塁打で幸先よく1点を先制。さらに3回裏にはペゲーロが14号ソロで続き、序盤で2点を奪った。

 4月の快進撃を支えたこの2人が打つと、今年の東北楽天打線は強い。中盤に入って4回裏、1死から3塁打で出塁した聖澤を続く藤田が適時打で返すと、2死からまたしても茂木が、この試合2本目となる12号2ランを放って5点差。続く5回裏にも、島内、聖澤の連続適時打でさらに3点を追加し、8対0と前半でほぼ試合を決めた。

 味方の大量援護を受けた則本は、最後まで安定した投球を続け、失点は6回表の筒香のタイムリーと、8回表の梶谷のソロ本塁打の2点のみ。8回に筒香からこの日10個目の三振を奪って2ケタ奪三振記録を8試合に伸ばすと、終わってみれば9回を一人で投げ切って7安打2失点、12奪三振。貫禄の完投勝利でリーグ単独トップの8勝目を挙げた。

 敗れた横浜DeNAは、先発の三嶋が5回10安打8失点と炎上。打線も則本の前にバットが空を切り続け、チームの連勝は3でストップした。