ソフトバンク―ヤクルト  4回、本塁打を放ち、松田とタッチするソフトバンク・柳田(右)=ヤフオクドーム【写真提供:共同通信社】 福岡ソフトバンクが15対0で東京ヤクルトに圧勝。プロ初登板初先発の中尾に対して容赦ないプロの洗礼を浴びせた。福岡…

ソフトバンク―ヤクルト  4回、本塁打を放ち、松田とタッチするソフトバンク・柳田(右)=ヤフオクドーム【写真提供:共同通信社】


 福岡ソフトバンクが15対0で東京ヤクルトに圧勝。プロ初登板初先発の中尾に対して容赦ないプロの洗礼を浴びせた。
福岡ソフトバンクは初回に柳田の犠牲フライで1点を先制すると、3回裏には川﨑の四球をきっかけに柳田のタイムリー2塁打、デスパイネの2ラン、上林のタイムリー、さらに東京ヤクルト・藤井のタイムリーエラー、そして高谷のタイムリー2塁打で一挙6点の猛攻劇。プロ初登板初先発のマウンドに上った東京ヤクルトのルーキー・中尾を3回7失点で降板させた。

福岡ソフトバンクは、2番手・中島に対しても攻撃の手を緩めない。4回裏には柳田が14号ソロ、6回裏にはデスパイネの18号ソロ、松田の11号2ラン、川島と今宮の連続タイムリーで、この日2度目の1イニング6得点。さらに8回裏には鶴岡にも今季第1号のソロ本塁打が出て、終わってみれば柳田の20試合連続安打も含め、今季最多の20安打で15得点。その20安打中12安打が長打という破格力で東京ヤクルトを圧倒。

投げては福岡ソフトバンクの先発・中田が7回無失点。自身の連敗を3で止め、5月13日の楽天戦以来となる白星で5勝目を挙げた。

一方の東京ヤクルトは、初回から5回まで毎回得点圏に走者を進めながらも「あと1本」が出せず、最終的には零封負け。バレンティンが登録抹消となり、山田は絶不調。今は打線に勢いを求めること自体が困難な状況だ。