女子テニスの国別対抗戦 ビリー・ジーン・キング・カップ by ゲインブリッジ(日本/東京、ハード)プレーオフ「日本vsウクライナ」は12日に全試合を終え、日本は1勝3敗でウクライナに敗れた。同日には次期監督となる杉山愛が視察に訪れており、…

女子テニスの国別対抗戦 ビリー・ジーン・キング・カップ by ゲインブリッジ(日本/東京、ハード)プレーオフ「日本vsウクライナ」は12日に全試合を終え、日本は1勝3敗でウクライナに敗れた。同日には次期監督となる杉山愛が視察に訪れており、大坂なおみが今後チームに加わる可能性について言及した。
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前日行われた大会1日目では土居美咲がコスチュクに、内島がK・ザワツカ(ウクライナ)にストレートで敗れ、0勝2敗として崖っぷちに追い込まれていた日本。2日目の12日に組まれたシングルス2試合とダブルス1試合のすべてに勝利することがファイナル予選ラウンド進出の絶対条件だった。
大会2日目の第1試合、内島はコスチュクと対戦。強烈なフォアハンドに苦しむと1ゲームも取れずに第1セットを落とす。続く第2セットでは序盤で3ゲーム連取を許す。第4ゲームを初めてキープしたものの、その後ブレークバックをすることができないまま力尽きた。
この時点で日本のプレーオフ敗退が決定したため、レギュレーションに則りシングルス第2試合は行われずダブルスのみが行われることとなった。
ダブルスでは青山修子/ 柴原瑛菜組が登場がK・ザワツカ(ウクライナ)/ L・キチェノック(ウクライナ)組を6-3, 6-3のストレートで下している。
日本は昨年4月のプレーオフでもウクライナと対戦し敗北。地域グループ1部に回り、今年は中国、韓国、インド、インドネシア、ニュージーランドと共にアジア/オセアニア・グループ1部に所属。6カ国による総当たりのリーグ戦が4月に行われ、全勝の日本と4勝1敗の中国がプレーオフ進出を決めていたが、今回も再びウクライナに阻まれ敗退となった。
試合後に取材に応じた杉山は大坂のチームへの合流について次のように述べた。
「彼女がビリー・ジーン・キング杯に出るとしたらNO.1として重圧も受けると思うので、(今は)出るイメージがあまり持てないです。まずは彼女の力を借りずに勝ち上がって、彼女が心身ともに健康に戦える状態に持っていった上でチームに貢献してもらいたいと思っています。なおみとは今はあまり話す機会はないですけど、グランドスラムなどの会場で会う時には深い話はできないですが、関係性を築くことは大事だと思います」
試合の日程・対戦カードは以下の通り。
・1日目
第1試合 土居美咲 6-7 (1-7), 4-6 コスチュク
第2試合 内島萌夏 6-7 (3-7), 2-6 ザワツカ
・2日目
第1試合 内島 0-6, 3-6 コスチュク
第2試合 土居 vs. ザワツカ ※勝敗が決したため第2試合は行われず。
第3試合 青山修子/ 柴原瑛菜 6-3, 6-3 ザワツカ/ キチェノック
【日本代表メンバー】
土居美咲(ミキハウス)
内島萌夏(フリー)
柴原瑛菜(橋本総業ホールディングス)
石井さやか(HSS)
青山修子(近藤乳業)
監督:土橋登志久(日本テニス協会)
【ウクライナ代表メンバー】
コスチュク
ザワツカ
キチェノック
監督:ミハイル・フィリマ