卓球のWTTコンテンダー ノバ・ゴリツァ<10月31日~11月6日/スロベニア>が行われ、篠塚大登(愛知工業大学)が男子シングルスで優勝し、また戸上隼輔(明治大学)と組んだ男子ダブルスも制して2冠を達成した。 パリ五輪日本代表選考ポイントで…

卓球のWTTコンテンダー ノバ・ゴリツァ<10月31日~11月6日/スロベニア>が行われ、篠塚大登(愛知工業大学)が男子シングルスで優勝し、また戸上隼輔(明治大学)と組んだ男子ダブルスも制して2冠を達成した。

パリ五輪日本代表選考ポイントで3位につけている篠塚が大活躍を見せた今大会。2017年世界卓球3位のイ・サンス(韓国)ら強豪を下して勝ち上がると、準決勝は及川瑞基(木下グループ)との同士討ちを勝ち切り、決勝もヨルギッチ(スロベニア)との接戦を制して見事優勝を果たした。

男子ダブルスでも戸上と抜群のコンビネーションを見せて、準決勝で強豪韓国ペアを下すと、決勝もヨーロッパの国際ペアに対して攻めの姿勢を貫きストレート勝ちをおさめた。

篠塚大登/戸上隼輔 PHOTO:World Table Tennis

男子シングルスは、選考ポイント2位の及川も意地を見せて堂々のベスト4入り。優勝を狙った戸上はドゥダ(ドイツ)に敗れてまさかの初戦敗退に終わった。

女子シングルスは、初戦でルーマニアのエース・スッチを退けた小塩遥菜(JOCエリートアカデミー/星槎)が準決勝まで勝ち上がりベスト4入り。長﨑美柚(木下グループ)は、優勝したシン・ユビン(韓国)に準々決勝で惜しくも敗れて8強止まりとなった。

【各種目結果】
●男子シングルス
優勝:篠塚大登(愛知工業大学)
準優勝:ヨルギッチ(スロベニア)
3位:及川瑞基(木下グループ)、ドゥダ(ドイツ)

左からヨルギッチ、篠塚大登 PHOTO:World Table Tennis

●女子シングルス
優勝:シン・ユビン(韓国)
準優勝:ヤン・シャオシン(モナコ)
3位:小塩遥菜(JOCエリートアカデミー/星槎)、サマラ(ルーマニア)

左からヤン・シャオシン、シン・ユビン PHOTO:World Table Tennis

●男子ダブルス
優勝:篠塚大登(愛知工業大学)/戸上隼輔(明治大学)
準優勝:ヨルギッチ(スロベニア)/ポランスキー(チェコ)
3位:及川瑞基(木下グループ)/田中佑汰(愛知工業大学)、イ・サンス/チョ・デソン (韓国)

左からヨルギッチ、ポランスキー、戸上隼輔、篠塚大登 PHOTO:World Table Tennis

●女子ダブルス
優勝:杜凱琹/朱成竹(香港)
準優勝:ベリストロム/シェルベリ(スウェーデン)
3位:バトラ/カマス(インド)、シャオ・マリア(スペイン)/ディアコヌ(ルーマニア)

左からベリストロム、シェルベリ、杜凱琹、朱成竹 PHOTO:World Table Tennis

●混合ダブルス
優勝:イム・ジョンフン/シン・ユビン(韓国)
準優勝:グナナセカラン/バトラ(インド)
準優勝:O.イオネスク/スッチ(ルーマニア)、エチェキ/マダラス(ハンガリー)

左からバトラ、グナナセカラン、シン・ユビン、イム・ジョンフン PHOTO:World Table Tennis

【日本選手の結果】
●男子シングルス
篠塚大登【優勝】4-3 ヨルギッチ(スロベニア)
及川瑞基【ベスト4】3-4 篠塚大登
田中佑汰【2回戦敗退/ベスト16】1-3 フィルス(ドイツ)
戸上隼輔【1回戦敗退】2-3 ドゥダ(ドイツ)
濵田一輝【1回戦敗退】2-3 ガチーナ(クロアチア)
※神巧也は予選トーナメント敗退

及川瑞基 PHOTO:World Table Tennis

●女子シングルス
小塩遥菜【ベスト4】3-4 ヤン・シャオシン(モナコ)
長﨑美柚【ベスト8】1-3 シン・ユビン(韓国)

小塩遥菜 PHOTO:World Table Tennis

●男子ダブルス
篠塚大登/戸上隼輔【優勝】3-0 ヨルギッチ(スロベニア)/ポランスキー(チェコ)
及川瑞基/田中佑汰【ベスト4】不戦敗 ヨルギッチ/ポランスキー

●女子ダブルス/混合ダブルス
※日本選手不参加

及川瑞基/田中佑汰 PHOTO:World Table Tennis