ソフトバンク―ヤクルト ヤクルトにサヨナラ勝ちし、お立ち台でポーズをとるソフトバンクのジェンセン(左)と柳田=ヤフオクドーム【写真提供:共同通信社】 福岡ソフトバンクが2対1で東京ヤクルトに競り勝った。 東浜とブキャナンの先発で始まった一…

ソフトバンク―ヤクルト ヤクルトにサヨナラ勝ちし、お立ち台でポーズをとるソフトバンクのジェンセン(左)と柳田=ヤフオクドーム【写真提供:共同通信社】


 福岡ソフトバンクが2対1で東京ヤクルトに競り勝った。

 東浜とブキャナンの先発で始まった一戦。東京ヤクルトは2回表、坂口のライナー性の当たりがライトのホームランテラスに突き刺さり1点を先制。対する福岡ソフトバンクは、4回裏にこの日1軍登録されたばかりのジェンセンが「今年1番の当たりだった」とレフトスタンド上段まで飛ばす特大の来日第1号ソロを放ち同点に追いついた。

 試合は1対1のまま延長戦に突入したが、最初にチャンスを迎えたのは東京ヤクルト。福岡ソフトバンクの3番手・岩嵜を攻めて2死1、3塁とするが、坂口が三振に倒れて無得点。するとその裏、福岡ソフトバンクは先頭の代打・明石の四球から2死3塁。ここで交代した久古に対し、柳田が2球空振りした後の3球目をフルスイング。バットの根元に当たった打球が三塁線に転がると、投手・久古、三塁手・谷内、捕手・中村が取り囲むように打球が切れるのを待ったが、無情にもラインの内側でボールは止まった。その間に明石がサヨナラのホームを踏み、福岡ソフトバンクがサヨナラ勝ちを収めた。

 勝ち投手は10回のピンチを切り抜けた岩嵜で、負け投手は5番手の山本。特大の来日初弾を放ったジェンセンは「自分が初めて1軍に上がって同点弾を打ち、チームがサヨナラ勝ち。忘れられない試合になる。(アメリカにいる両親も)わざわざ今日昼寝をして、ネットを通じて試合を見てくれていたと思う」。結果的にサヨナラ打を放った柳田も「打球はダサかったけど、(観客の)みなさんの応援のおかげでフェアゾーンに止まってくれました。明日はしっかり打ちます」と笑顔を見せた。