西武―巨人 西武戦で球団ワーストタイの11連敗を喫し、引き揚げる高橋監督(左奥)ら巨人ナイン=メットライフドーム【写真提供:共同通信社】 埼玉西武が8対5で逆転勝ち。敗れた読売巨人は1975年に並ぶ球団ワーストの11連敗となった。 10連…

西武―巨人 西武戦で球団ワーストタイの11連敗を喫し、引き揚げる高橋監督(左奥)ら巨人ナイン=メットライフドーム【写真提供:共同通信社】


 埼玉西武が8対5で逆転勝ち。敗れた読売巨人は1975年に並ぶ球団ワーストの11連敗となった。

 10連敗中の読売巨人は、エース・菅野が先発。FAで加入した陽岱鋼を「1番・センター」で初起用し、連敗脱出を図った。先制は読売巨人。埼玉西武の先発・野上に対し、3回表に石川、クルーズのヒットに小林の犠打で1死2、3塁として、陽岱鋼がセンターへ新天地初安打初打点となるタイムリーを放って2点を先制。菅野も3回まで1安打無失点に抑えた。

 さらに4回にはマギーの2塁打から阿部のタイムリーで3点をリード。しかし菅野が4回に捕まり、浅村のヒットに続いて、2死から栗山、メヒア、外崎、炭谷と4連打を浴びて2点を失うと、6回に打線が2点を加えて再び3点をリードしながら、栗山のソロ本塁打、炭谷のタイムリーなどで埼玉西武が3点を奪って5対5の同点となった。

 菅野は6回を9安打5失点で降板。7回から2番手として桜井がマウンドに上がったが、3四球を与えて1死満塁のピンチを招くと、3番手の西村もメヒアに四球を許して押し出し。埼玉西武は、続く外崎が犠牲フライを放ってさらに1点を奪うと、8回には浅村がトドメの1発を放ち、計10安打で8点を奪って逆転勝利を飾った。

 これで交流戦7連敗の読売巨人は、球団の歴史上唯一の最下位に終わった1975年に記録した球団ワーストの11連敗に並び、5位転落となった。