2022-23シーズンのヨーロッパ・カンファレンスリーグ(ECL)・グループステージが3日に終了した。昨シーズンから創設…

2022-23シーズンのヨーロッパ・カンファレンスリーグ(ECL)・グループステージが3日に終了した。昨シーズンから創設されたチャンピオンズリーグ(CL)、ヨーロッパリーグ(EL)に次ぐUEFA3番目のコンペティションにはDF菅原由勢が在籍するAZ、ビジャレアルやウェストハムなど5大リーグの強豪クラブが参戦した。

ここでは、注目クラブや日本人選手の所属するチームを中心にグループステージを総括していきたい。

◆菅原躍動のAZにハマーズ&ビジャレアルが順当突破

Getty Images

創設1年目となった昨季はトッテナム、ローマというビッグクラブが参戦したが、2年目の今季はビジャレアル、ウェストハム、フィオレンティーナといった名門が参戦したものの、比較的地味な顔ぶれとなった。

また、日本人所属クラブでは昨季に続きDF菅原由勢を擁するAZが唯一の参戦となった。

MF藤本寛也とMF新井瑞希を擁するジル・ヴィセンテとのプレーオフを制してグループステージ進出を決めたAZは、今グループステージでドニプロ-1、アポロン・リマソル、ファドゥーツと同じグループEに入った。

エールディビジでアヤックス、PSVの2強と共に熾烈な上位争いを演じるオランダの名門は、今グループステージで若干のターンオーバーを実施した中、菅原は全6試合に出場し1ゴール2アシストを記録。

本職の右サイドバックを主戦場に右ウイング、左サイドハーフと複数の役割を担った中、ドニプロとの初戦では途中出場で決勝点をアシスト。さらに、第2節のファドゥーツ戦では右サイドを独走してボックス内に持ち込み、ニア下を匂わせながら逆のサイドネットにグラウンダーのシュートを突き刺す見事なフィニッシュでゴールも記録。さらに、最終節では決勝点をアシストするなど、攻守両面でチームの首位通過に大きな貢献を果たした。

強豪チームではウェストハムがグループステージ唯一の全勝突破を決めた。今夏の積極補強も実らず、プレミアリーグでは中位以下の13位に低迷するモイーズのチームだが、アンデルレヒト、シルケボー、FCSBとまずまずの実力を持つ相手と同居したグループリーグでは地力を証明。リーグ戦では13試合11ゴールと得点力不足に悩まされているが、ECLでは新戦力のFWスカマッカの4ゴールを筆頭に、アタッカー陣がきっちり結果を残して6試合13ゴールと破壊力を示した。

一昨季のEL王者にして昨季のチャンピオンズリーグ(CL)のセミファイナリストのビジャレアルは、突然の監督交代に見舞われながらもレフ・ポズナン、ハポエル・ベエルシェバ、オーストリア・ウィーンと同居したグループを首位通過した。

ウナイ・エメリ前監督の下で戦った4試合では積極的にターンオーバーを敢行した中、MFアレックス・バエナ、FWジャクソンと今季台頭した若手アタッカー、今季加入のベテランFWホセ・モラレスらの活躍が光り4連勝を達成。その後、エメリ監督がアストン・ビラに引き抜かれ、キケ・セティエン新監督を招へいした直近の2試合では1分け1敗と結果を残せなかったものの、前任者の下で稼いだ勝ち点を生かした格好だ。

その他ではルシアン・ファブレが再任し、今夏の移籍市場でGKシュマイケル、MFラムジー、MFバークリー、FWラボルドら積極補強に踏み切ったニースが、10位に低迷するリーグ戦の不振を払しょくする首位通過を決めた。

一方でフィオレンティーナは実力者を擁するイスタンブール・バシャクシェヒルとの一騎打ちとなったグループAで勝ち点で並びながらも、当該成績で下回って2位でのプレーオフ行きとなった。

なお、来年2月半ばに開催されるプレーオフではELグループステージ3位敗退組からラツィオ、ブラガ、トラブゾンスポルといった強豪クラブが参戦する。

ECLグループステージ最終順位

◆グループA

1. イスタンブール・バシャクシェヒル(勝ち点13)

――ECL決勝T進出――

2. フィオレンティーナ(勝ち点13)

―ECLプレーオフ進出―

3. ハーツ(勝ち点6)

4. FK RFS(勝ち点2)

◆グループB

1. ウェストハム(勝ち点18)

――ECL決勝T進出――

2. アンデルレヒト(勝ち点8)

―ECLプレーオフ進出―

3. シルケボー(勝ち点6)

4. FCSB(勝ち点2)

◆グループC

1. ビジャレアル(勝ち点13)

――ECL決勝T進出――

2. レフ・ポズナン(勝ち点9)

―ECLプレーオフ進出―

3. ハポエル・ベエルシェバ(勝ち点7)

4. オーストリア・ウィーン(勝ち点2)

◆グループD

1. ニース(勝ち点9)

――ECL決勝T進出――

2. パルチザン(勝ち点9)

―ECLプレーオフ進出―

3. ケルン(勝ち点8)

4. スロヴァコ(勝ち点5)

◆グループE

1. AZ(勝ち点15)

――ECL決勝T進出――

2. ドニプロ-1(勝ち点10)

―ECLプレーオフ進出―

3. アポロン(勝ち点7)

4. ファドゥーツ(勝ち点2)

◆グループF

1. ユールゴーデン(勝ち点16)

――ECL決勝T進出――

2. ヘント(勝ち点8)

―ECLプレーオフ進出―

3. モルデ(勝ち点7)

4. シャムロック・ローバーズ(勝ち点2)

◆グループG

1. スィヴァススポル(勝ち点11)

――ECL決勝T進出――

2. クルージュ(勝ち点10)

―ECLプレーオフ進出―

3. スラビア・プラハ(勝ち点8)

4. バルカニ(勝ち点4)

◆グループH

1. スロバン・ブラチスラヴァ(勝ち点11)

――ECL決勝T進出――

2. バーゼル(勝ち点11)

―ECLプレーオフ進出―

3. ピュニク(勝ち点6)

4. ジャルギリス(勝ち点5)

◆ELグループ3位チーム

ボデ/グリムト(ノルウェー)

ラルナカ(キプロス)

ルドゴレツ(ブルガリア)

ブラガ(ポルトガル)

シェリフ(モルドバ)

ラツィオ(イタリア)

カラバフ(アゼルバイジャン)

トラブゾンスポル(トルコ)