男子テニスのロレックス・パリ・マスターズ(フランス/パリ、室内ハード、ATP1000)は2日、シングルス2回戦が行われ、今大会で現役引退を予定している元世界ランク6位のG・シモン(フランス)が第9シードのT・フリッツ(アメリカ)を7-5,…

男子テニスのロレックス・パリ・マスターズ(フランス/パリ、室内ハード、ATP1000)は2日、シングルス2回戦が行われ、今大会で現役引退を予定している元世界ランク6位のG・シモン(フランス)が第9シードのT・フリッツ(アメリカ)を7-5,5-7, 6-4のフルセットで破り、2016年以来6年ぶり7度目のベスト16進出を果たした。
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37歳のシモンはこれまで14度のタイトルを獲得。2009年には最高6位にまで順位をあげた。現在は世界ランク188位とし、今シーズンを最後に現役引退を表明。17度目の出場となる今大会の1回戦では元世界ランク1位のA・マレー(イギリス)を逆転で下して初戦突破を決めた。
この試合の第1セット、第1ゲームで先にブレークに成功したシモンだったが、直後の第2ゲームでブレークバックを許す。その後、第10ゲームではセットポイントとなるブレークポイントを3度握られるも全て凌ぎキープすると第11ゲームで2度目のブレークに成功し、先行する。
続く第2セットでは第3ゲームでブレークに成功。しかし、サービスゲームでは直後の第4ゲームと終盤となった第12ゲームでブレークを奪われ、1セットオールとされる。
迎えたファイナルセット、3度のブレークポイントを凌いだシモンは終盤で3ゲームを連取し、3時間6分の死闘を制した。
大会の公式サイトはシモンのコメントを掲載し「最後の試合だからということで毎試合、明日がないような気持ちでプレーしていたけど今は体中が痛い。いつもそうしているが、コート上で今回はより死ぬ気でやっている」と語った。
勝利したシモンは3回戦で第8シードのF・オジェ アリアシム(カナダ)と対戦する。オジェ アリアシムは2回戦で予選勝者で世界ランク74位のM・イメル(スウェーデン)を6-7 (6-8), 6-4, 7-6 (7-5)の逆転で下しての勝ち上がり。
同日には第1シードのC・アルカラス(スペイン)、第5シードのS・チチパス(ギリシャ)、第14シードのP・カレノ=ブスタ(スペイン)、第16シードのF・ティアフォー(アメリカ)らが16強に駒を進めている。