第5回は村上楓副将(スポ3=福岡・明光学園)と山野紗由(スポ1=北海道・釧路江南)の2人です! プレーの持ち味が正反対…
第5回は村上楓副将(スポ3=福岡・明光学園)と山野紗由(スポ1=北海道・釧路江南)の2人です! プレーの持ち味が正反対の2人から、インカレへの意気込みを存分に語って頂き、笑顔があふれる対談となりました!
※この取材は10月27日に行われたものです。
「自分のプレーの幅が広がった」(山野)

秋季リーグを振り返る山野(写真左)
――秋季リーグを振り返って感想はいかがですか
山野 秋季リーグは自分の欠点が多く見つかったリーグだと思いました。自分は調子が良い時と悪い時があると思っていて。大学に入って強い相手と戦える楽しさを味わっていたのが春リーグで、勢いでやっていたのですが、秋は練習を重ねるうちに色々自分のプレーの幅が広がったというか、先輩方から色々な技術を教えていただいた上で挑んだので、プレーが増えた分、状況判断のミスも多くなったので、そこのミスをなくすことによって上達するのかなと思いました。
村上 秋は結果的に1勝もできずに終わってしまって、最初から最後まで悔しいなというリーグでした。コロナとかケガとかで人が揃わなかったりして、万全な状態で試合に臨めなかったことが悔しかったし、本当はもっとやれたかもしれないのに、それを発揮することもできなかったのが、すごい悔しいリーグ戦だったと思います。でも春リーグは上位に1勝して、その後は負け続けてという感じだったのですが、秋は上位のチームとも戦えるんだなというのが分かって。最終的に大差では負けたけど、試合の後半まで競ってたりして、そんなに力の差があるわけでなないということがわかって、自分たちも勝てる力を持っているから、じゃああと何をやれば勝ち越して、上位のチームにも勝てるのかという、自分たちの直していかなければいけないところもハッキリしたから、悔しかったんですけど、来年に向けては良い収穫になったなと思います。
――春季リーグに比べて秋季リーグで良くなった点は
山野 春リーグはやっぱりディフェンスに課題があったと思います。秋リーグの最初の方はまだそこまで連携が合っていなかったんですが、秋リーグが終わってこの間の入れ替え戦では、ディフェンスの連携があってきたなと思いました。あとはケガで出れなくなった人の分、みんなが色々なポジションをやって、どこに入ってもできるようになったと思うので良かったなと思います。
村上 上位のチームに対しても戦えるなと思える部分が見えてきたところが春に比べて良かったなと思うところです。春は1年生が入ったばかりなのにたくさん試合に出てもらって、まだチームとしてできあがってない時に騙し騙し試合してるなという感じだったのですが、1年生も大分チームに馴染んできて、安定感も出てきて。個人的に春リーグは波があったと言ったと思うのですが、全体的に1年生が安定して力を出してくれたというのがあって、大学での試合にも慣れてきたのかなと思うし、上級生も安定してどの試合でも同じように力を出せるようになったというのは春リーグからの成長だと思います。
――秋季リーグで印象に残っている試合はありますか
山野 東海(東海大)戦です。前半は2点差で負けてたんですけど、後半の前半まではすごく良い勝負をしていて。東海は1部の優勝チームなんですけど、自分たちのプレーが全く通用しないのではないかと思っていたのですが、そんなことはなくて、後半の最後の方は速攻とかでバタバタとやられてしまって10点差で負けてしまったのですが、楓さんが言っていた通り、みんながやるべきことをやったら上位とも戦えるということを分かった試合でした。今回の秋リーグは勝つことができなかったのですが、(上位チームとも)戦えるということは分かったので、自分たちの良いプレーをもっと伸ばしていけば、上位目指していけるなと思ったので、またインカレも頑張って来年に繋げていきたいと思いました。
村上 私も東海との試合は印象に残っています。これまで入学してからの東海戦は序盤でたくさん点を取られてもう追いつけないみたいな試合が結構多かったのですが、春(リーグの東海大戦の内容)もだいぶ良かったし、秋も試合の後半になっても離されずについていけていました。ただ、追いついても追い越せなかったから、どうしても自分たちの勝ちに持っていけなかったのですが、自分たちがリードする展開に持っていけたら、多分さっき紗由も言ったように、ちゃんと力を出せば勝てるというのがわかったので、それはすごい印象的だったかなという風に思います。
――秋リーグにおいて個人やチームとして成長した点は
山野 私はさっきも言ったのですが、春リーグでは、ただただ調子良い時悪い時だけで判断していたというのがあったのですが、先輩方に色々考えるハンドボールを教えてもらって、調子良い時はこうだから調子良い、悪い時はこうだから調子悪いというのをちゃんと言語化できるようになってきました。自分の今までわかっていなかった部分というのを考えながら言語化してできるようになったので、自分のプレーを知れたというところがすごく大きいと思いました。
村上 個人的なところは春に比べたら(自身が取った)得点が増えていて、自分のポジション的に周りを作って周りにプレーさせるというようなポジションなのですが、自分がしっかりシュート狙いにいくことで周りが活きてくることが分かりました。自分がしっかり点を取るんだということを意識してプレーすることでその分得点も増えたので、それは続けていきたいなと思っています。チームとして(成長した点)は全体的に流れを考えながら試合をできるようになったところです。ここ頑張らないと点差離されちゃうよというところで、全員で頑張ってディフェンスしたりだとか、ここきついけど頑張って走れば追いつけるよみたいなところでみんなで頑張って走るとか、言葉がなくても全員が試合の状況を把握して今何するべきなのかという意思疎通を取れつつあったのが良かったなと思います。
「ポジション取られちゃうみたいな危機感もあっ」た(村上)

プライベートの話題で盛り上がる2人
――続いてプライベートの質問に移りますが、お2人はアルバイトが同じだと伺いました。どのような経緯で同じアルバイトをされたんですか
村上 私が先にやってて、毎年そのバイト先にハンド部が1人は入るみたいな感じで、1年生誰か入れようかと思ってたんですけど、私のバイト先賄いをすごく食べさせてくれるんですよ。それで背が高い良い選手が入ってくるって聞いて、(山野と初対面時に)背が高いとは思ったんですけど、細くて、まずこの子は食べさせてあげた方が良いと思って、私のバイト先で賄い食べさせた方が良いと思って誘いました(笑)。
山野 いっぱい賄い食べて、コロナかかっちゃって4キロ減ったんですけど、コロナ前までは(入部時より)5キロ太っていました(笑)。(バイト先が)ラーメン屋さんなんですけど、いっぱい食べて成長させてもらってます。
――お互いの第一印象はどうでしたか
山野 最初は楓さんは練習中でしか関わりがなかったので、練習中での楓さんを見ると圧倒的に怖いなとは絶対思うんですよ。楓さんはめちゃめちゃうまいし、しかもちゃんと悪いところとかはアドバイスもくれるし、良いシュートとかは褒めてくれるし、圧倒的にすごい人だし、「うわあ」ってなってたんですけど、バイトとかで一緒に入っていくと「あれえ」って(笑)。1年生の中で楓さんファンクラブみたいになってるんですけど(笑)。
村上 いや違うよ(笑)。
山野 楓さんガチファン勢が多いんですよ。練習中と普段のギャップがすごすぎて、みんな大好きみたいな感じですね。でも最初は怖いと思っていました。話してみたらめちゃめちゃ面白いしめっちゃ可愛いんですよ。
村上 第一印象は元々北海道で背が高い子が入ってくるというのは聞いてて、最初はウエイトの練習の日で一緒にウエイトやったんですが、「(肌が)白!」って思って、私も結構白いと言われるんですが、北海道で本当に白いって思ってそれで細くて大きくて白いなって(笑)。一緒のグループで1番最初ウエイトやってたんですけど、超元気でやる気満々みたいな(笑)。超練習楽しみにしてきましたみたいな、めっちゃ元気な子入ってきたって思って。人が少なかったから、こういう子が入ってきてくれて嬉しいなと思ったプラス、自分も今は試合出てるけど必死に練習しないとポジション取られちゃうみたいな危機感もあって、練習しないとと思いました。コーチとか監督も期待のルーキーみたいな感じで扱ってて、伸び代しかないじゃないですか。やばって思ってました。(山野が)今は人のこと言うんですけど、自分が1番おかしいんですよ(笑)。今は変だなと思ってます(笑)。1年生らしくて可愛いし、不思議なところもあって、面白いなと思っています。
山野 いや、自分は真面目ですね。
村上 真面目は真面目なんだけどね、でももう色んな人にちょっと変なのバレてて(笑)。でも隠せてると思ってるらしいんです本人(笑)。
山野 女子ハンド部は本当に先輩がいいんですよ。こんなにいい環境があるんだってくらい良い人しかいなくて、だからここでこそ本当にふざけられるというかちょっとワハハってできるんですけど、それ以外のところにいくと本当に大人しくなっちゃって。だから恥ずかしい人間なんですよね(笑)。1年生は3年生とか先輩が好きで、特にバイト先が3年生と被っている人がもう1組いるんですけど、小原(彩里、スポ1=東京・学芸大付属高)っていう1年生がとんでもなく楓さんのことが大好きで、私も絶対小原に負けないぐらい大好きなんですけど、「うわ、小原やば」って思うぐらい楓さんのことが大好きなんですよ。練習中になんか楓さんがアドバイスをすると小原はそれを喜んでて、「楓さんにこれ教えてもらった〜」って喜んでいます(笑)。
村上 全体的に仲良いけど1、3(年)は仲良いよね。他のところじゃ考えられないよね。ここはまあ上下関係緩いからね(笑)。
――オフの日にすることはありますか
山野 基本同期の1年生と朝から授業一緒に行った後にどっかでご飯食べてグダグダしたり、あと夏休みとかは私たち本当に帰るのが面倒くさすぎてずっと体育館で寝てたりするんですけど、ほぼ同期としか一緒にいないです(笑)。あとは地元が同じでこっち(東京)に出てきた友達とドーナッツ食べたりもしています。
村上 私はめっちゃアクティブそうって言われるんですけどめっちゃインドアでできれば外出たくないタイプなので、家で映画見てダラダラするか、ネトフリ見るか漫画読むかです。でもこれ見たいっていう映画があったら1人で見に行きます。元々予定が決まってたら遊びに行くんですけど、予定なくて例えば誰かと一緒にいて「今からどこどこ行こうよ」と言われてもやる気起きないから「もうちょっとだるいからいいよ〜行ってきなよ〜」ってなっちゃうタイプで、あとは平日全然できないから家の掃除とか洗濯とかを多めにやります。
山野 めっちゃ引きこもりですね(笑)。
村上 引きこもりなんですよほんとに(笑)。
――来年期待したい選手は
山野 新入生で入ってきた、さっき言ってた小原と後藤(明香里、スポ1=東京・成蹊高)っていう子がいるんですけど、小原に関しては昨年まではテニスで全国大会とか行ってて、その子は大学で初めてハンドやっていて。もう1人の後藤はそんなガツガツやる感じではないハンド部に入ってて、でも早稲田のハンド部に入って今まで続けてきてくれています。2人ともめちゃくちゃうまくなっているなって見ていてすごい分かるし、いつも最後まで自主練とかやるし、2人ともプレーしていて楽しそうで頑張っているなと思っているし、どんどん上手くなっていくと思うので、これから期待しています。
村上 私は1年生みんな期待してるんですけど、山野さんですかね。入る前から期待してるんですけど(笑)。こんなに背が高いフローターと私は今までプレーしたことなくて。今までの自分は小さくて素早い人と一緒にやってくることが多くて、自分的にこんなに背が高いのめっちゃ羨ましいし、やっぱりハンドボールって背が高いと圧倒的に有利なのでそこは本当に期待してるし、これからどんどん多分色んな試合に出て、経験して吸収していって、すごいうまいプレーヤーになっていくと思うので期待しています。私の同期でケガして出てない川村(夏希、スポ3=東京・佼成学園女)がいるんですけど、今年インカレに間に合わなくて、多分本人的に辛いだろうけど、リハビリも頑張っているので、元々良いプレーヤーなので、来年一緒にプレーできることが楽しみだし、期待しています。
「勝ちにこだわる試合をしたい」(村上)

色紙に意気込みを書く村上選手(写真右)。山野選手(写真左)はカメラにポーズを取ってくれました!
――インカレの初戦の相手が7月に戦った関学大となりましたが、組み合わせを見た時どのような印象でしたか
山野 「よっしゃー!」って思いました(笑)。早関戦で引き分けた相手だし、3年連続早関戦は引き分けで決着がついていなかったので、次こそ勝ってやろうと思いました。
村上 私は「またか」と思いました。去年のインカレも(相手が関学大)だったので。でも去年のインカレで負けたリベンジができるし、早関戦でやっていてどういう相手かというのも分かっているし、引き分けているし、今度こそ勝てるチャンスがあるから「絶対勝とう」という感じです。でもそこが山場で、ここ勝ったら結構大きいなとも思っていて。関東リーグ(関東学生秋季リーグ)で最下位になったから、初戦でめっちゃ強いところに当たるかもと思っていたので、意外と良いヤマに入ったんじゃないかなと思っています。初戦はすごい山場だなと思うので頑張ろうと思います。
――このインカレがこのチームでできる公式戦最後になりますが、江連織圭主将(スポ4=千葉・昭和学院)を中心に4年生に対してはどのような思いがありますか
山野 4年生は自分たちが入ってきた時の一番上の代で、いっぱい教えてもらったこともあるし、入ってきて(早大が)すごい良いチームだなと思えたのは絶対4年生がチームを良い方向に引っ張ってきてくれたおかげなので、その4年生のためにも絶対に勝ちたいと思うし、ちゃんとプレーで恩返ししたいと思っています。
村上 織圭さんはキャプテンで先輩なんですけど、本当に優しくて友達みたいに接してくれます。でも練習になったらキャプテンだし言うところは厳しく、元々厳しくやるタイプではないけど、キャプテンだからやらなきゃと思ってそこをやってくれているので、自分も3年生で上級生だから織圭さんが頑張っている分、自分も最後4年生のためにやれることを頑張りたいと思います。今コートでプレーしている4年生が織圭さん1人だから本当にしんどいこともあると思うし、同期がコートの中にいないから悩んでいることとかも言えない状況にあると思っていて、それで秋リーグも入れ替え戦まで行ってしまって結構しんどい状況が続いてしまっているからこそ、インカレは勝って4年生に恩返しできればなと思います。
――インカレでキーマンになると思う選手はいますか
山野 やっぱり織圭さん。キャプテンはインカレ最後の年だし、織圭さんはみんなが止めて欲しいという時に止めてくれるキーパーで、いつも織圭さんに助けられてるなと思うことがすごくあって、最後のインカレだから織圭さんもすごい気合が入っていると思うし、みんなも織圭さんのために頑張ろうと思うようになっているので、織圭さんが一番です。
村上 私は同期の浦野(詩織、スポ3=愛知・旭岡)という子がいるのですが、2年生の時から一緒に試合出続けてきていて。ディフェンスは3枚目で大事なところやっていて、オフェンスは左45でどっちも重要なポジションをやっていて、ケガでいなかった時期もあったのですが、自分がプレーしていて詩織がいるのといないのでは全然違うなと思いました。それだけ重要な役割をやってくれているんだなと思っていて、いつもしっかり点を取ってくれるし、ディフェンスもしてくれるから、詩織がどれだけオフェンスでもディフェンスでもいつも通りの力を発揮できるかがチームにとって大きい影響力があると思うので、キーマンなのかなと思います。
――インカレで個人的に目指していること、注目してほしいプレーはありますか
山野 さっきも楓さん(村上)がおっしゃってくれたのですが、自分は高さを生かしたプレーを見てほしくて、ロングシュートという遠くから打つシュートなのですが、秋リーグとか今まで練習してきた分、プレーの幅が広がったところを見て欲しいです。後は、自分は詩織さんとチェンジすることが多いのですが、その時に詩織さんには到底まだ届かないですけど、ポジションは同じなので、コートに入ったら学年とか関係なくやるべきことは同じだから、変わっても同じくらいの力を発揮できるようなプレーをしたいと思います。
村上 私は紗由(山野)とは正反対で、高さはないのですがスピード感のあるプレーとかが自分の持ち味なのかなと思うので、オフェンスでは特に自分のスピードを生かしたプレーとしっかり前を狙うプレーを得意としてるところなので、しっかり出していきたいです。キレのあるフェイントとかも得意なので、見ている人が「わっ」となるようなプレーを目指したいです。ディフェンスでは自分は運動量、1試合通して動き続けて守るというのが持ち味なのかなと思うので、最近ディフェンスが良くなってきていて、試合の最初から最後まで運動量を落とさずにずっと動き続ける粘り強いディフェンスを見てもらえたらうれしいなと思います。
――インカレに向けての意気込みをお願いします
山野 インカレは早関戦で引き分けた相手に絶対に勝って、1回戦勝ったら良い流れで行けると思うので、そのためにもまずは関学相手に自分たちのやるべきことをしっかりとやって良い流れをつくって、次の試合とかでも良い勝ち方をして進んでいければ良いと思います。
村上 私は4年生と出ている最後の公式戦なので、自分たちのプレーをして楽しみたいんですけど、1年生は初めてのインカレで緊張するだろうし自分も多分緊張するので、緊張すらも楽しんでやれたら良いなというのと、やっぱり目標があるので、楽しむということよりも今年は勝ちにこだわりたいなと思います。絶対初戦勝って、負けたけどみんな頑張ったよと馴れ合いみたいになるんじゃなくて、しっかり勝ちにこだわる試合をしたいと思います。
――ありがとうございました!
(取材・編集 野中美結、栗本史歩、髙田凜太郎)

インカレでは、“熱く”、“冷静”なプレーで勝利を目指します!
◆村上楓(むらかみ・かえで)(※写真左)
2001(平13)年12月5日生まれ。156センチ。福岡・明光学園高出身。スポーツ科学部3年。チームの司令塔として活躍する村上選手。女子部の中にもファンがいるほど、後輩から憧れられる存在だそうです!インカレでは仲間を導くだけでなく、自ら仕掛ける積極的なプレーに注目です!
◆山野紗由(やまの・さゆり)(※写真右)
2003(平14)年12月9日生まれ。169センチ。北海道・釧路江南高出身。スポーツ科学部1年。1年生にして春からルーキーとして活躍する山野選手。来年以降も自身のプレーと向き合う姿から目が離せません!初めてのインカレでは、高身長を生かしたスピードのある力強いシュートを持ち味に、チームに流れを引き寄せます!