小学3~6年生を対象とした「Ground Art Wall presents 第5回ボルダリング小学生競技大会」が10…
小学3~6年生を対象とした「Ground Art Wall presents 第5回ボルダリング小学生競技大会」が10月29、30日、都立水元公園にある「葛飾区東金町運動場スポーツクライミングセンター」で行われた。
過去の優勝者、メダル獲得者らがその後のユース日本代表に選出されるなど、キッズクライマーの登竜門として年々注目度が高まっている同大会。今回は表彰式のプレゼンターとして東京五輪女子銅メダリストの野口啓代氏が来場。例年ルートセッターを務めている伊東秀和氏、永田乃由季氏とともに場内MCも担当して大会を盛り上げた。
場内MCの(左から)永田乃由季氏、野口啓代氏、伊東秀和氏
決勝の様子
3・4年女子で優勝した長島永和
3・4年男子で優勝した田中陽
野口氏が「身体のサイズが小さいだけで、テクニックや時間の使い方、修正力はシニアの選手と変わらないと感じた」と振り返ったように、ここまでハイレベルな競技が続き、それは5・6年でも同様だった。同女子決勝は「得意のパワームーブが多かった」と話した中村まりんが強傾斜の第3課題を唯一完登。前回の男女混合を制し唯一5年生としてファイナリストに名を連ねた玉城陽南美(ひなみ)らを抑え、全完登で戴冠した。
5・6年女子で優勝した中村まりん
5・6年男子で優勝した奥畑成
今大会の模様は「LIVE-Link」のYouTube公式チャンネルで後日配信される他、CS放送テレ朝チャンネルで12月11日12時から放送される予定。
野口啓代コメント

「昔はスラブやコーディネーションがなく、いかに悪いホールドを持てて距離を出せるか、といったよりシンプルなものだったが、今の子どもたちは登り方を使い分けていて、バランスよくトレーニングしている。勝負課題を登り切れた子が優勝という展開が多く、理想的なリザルトの出方で、セッターも距離間を作るのが上手だったと思う。子どものうちから競いたいのか、それとも楽しく登りたいのかそれぞれ考えはあると思うが、1つの選択肢として全国で一番強い小学生を決めるというこのような大会があることは素晴らしい。一番大切なのはケガをせずに長く楽しくクライミングを続けること。今日はみんな仲良く登っていて、優勝よりもクライミングが好きだという気持ちを感じられたので、私もうれしかった」
3・4年女子表彰台

1位:長島 永和(ながしま・はるか)/4年/3t4z 3 6
2位:海野 奈花(うみの・なな)/4年/3t4z 3 8
3位:為則 咲帆(ためのり・さきほ)/4年/3t4z 4 5

長島永和(優勝)コメント
「去年は決勝まで残れずとても悔しかったので、来年は優勝するという目標を立てて取り組んできました。予選通過と優勝ができてよかったです。将来の目標はオリンピックで優勝することです」
3・4年男子表彰台

1位:田中 陽(たなか・はる)/4年/4t4z 6 6
2位:原 天馬(はら・てんま)/4年/4t4z 7 6
3位:上田 大志(うえだ・たいし)/4年/3t4z 3 9

田中陽(優勝)コメント
「自分の良い登りができたので良かったと思います。決勝はダイナミックな課題が多くて、得意系でした。好きな選手は苦手が少なそうな藤井選手です。世界で活躍して、みんなに知ってもらえるような選手になりたいです」
5・6年女子表彰台

1位:中村 まりん(なかむら・まりん)/6年/4t4z 10 10
2位:原 菜都美(はら・なつみ)/6年/3t3z 4 3
3位:池田 心春(いけだ・こはる)/6年/3t3z 5 5

中村まりん(優勝)コメント
「今まで決勝に残れなかったり、2位や3位になったりしちゃうことが多かったんですけど、今回1番になれてすごくうれしいです。ボルダリングはいろんなグレード感があるし、課題の得意不得意が人それぞれなので、仲間たちと支え合って頑張れるところがいいと思います。野球やサッカーみたいに毎回同じことをやらないので、いろんなことを楽しめます。目標は森秋彩選手で、好きなクライマーは野口啓代さん。夢はオリンピックで1位になることです」
5・6年男子表彰台

1位:奥畑 成(おくはた・なる)/6年/4t4z 7 4
2位:斎木 猛斗(さいき・たけと)/6年/3t3z 3 3
3位:中山 拓弥(なかやま・たくみ)/6年/2t3z 4 5

奥畑成(優勝)コメント
「全完登できてうれしいです。3課題目がすごく難しくて、手こずったんですけど、それ以外は順調にできたのでいいと思いました。好きな選手は緒方良行選手です。僕と同じパワークライマーですごいなと思います。今後の目標は、まずは世界ユース選手権に出て優勝することです」
※順位表は左から順位、氏名、学年、決勝成績
※成績は左から完登数、ゾーン獲得数、完登に要した合計アテンプト数、ゾーン獲得に要した合計アテンプト数
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