「明確に世界チャンピオンという場所が見えた」

10月に行われた世界卓球団体戦。中国相手に2勝を挙げる歴史的快挙で、世界を震撼させた張本智和(19)。

さらに世界のトップ選手のみで争われた先週のWTTカップファイナルズでも、元世界ランク1位のボル、さらに現世界ランク1位の樊振東を破って勝ち上がってきたオフチャロフなどドイツ勢を圧倒。世界卓球からその勢いはとどまることを知らない。

そして迎えた10月30日の決勝。相手は世界卓球で勝利を収めた、中国期待のホープ・王楚欽。試合はチャンピオンを決めるにふさわしい激戦に。最後はあと一歩及ばずも、中国人選手相手に堂々のプレー。

世界ランクを4位に上げた張本は、「自分の新しい卓球が全ての試合で出せた。出せても勝てないのが中国だと思うし、簡単に2連勝させてくれないのも中国だと思う。中国に勝ち切る力と、良い結果を残した次の大会。この2つがこれからの課題」と語り、次を見据えている。