オリックスは2021年のドラフト1位・椋木蓮投手と来季の選手契約を行わない旨を通告したと発表した。9月に右肘のトミー・…

 オリックスは2021年のドラフト1位・椋木蓮投手と来季の選手契約を行わない旨を通告したと発表した。9月に右肘のトミー・ジョン手術を受け、来季は育成契約を打診しているとみられるが、入団わずか1年での戦力外通告は異例だ。

 また、2020年にドラフト1位で巨人に入団した平内龍太や、2018年のドラフト1位の髙橋優貴らも戦力外から育成契約を結び直すとみられている。

【関連記事】巨人、リハビリ組11人が「育成落ち」の衝撃 真の目的とは


 期待のドラフト1位ですらわずか数年で戦力外になる厳しい現実に、千葉ロッテマリーンズや日本代表の正捕手として活躍した元プロ野球選手の里崎智也氏は、これには明確な理由があると断言。

 自身のYouTubeチャンネルで「ドラフト1位指名が絶対活躍するとは限らない」と話し、その理由を「そもそも何点の1位かによる」と語った。

「ドラフト1位は100点満点と思われるが、そうでもない。ドラフト1位は必ず1年で12人出る。ということは、100点中30点だけど1位という人もいる。豊作の時もあれば不作の時もある。逆に3位だけど違う年なら1位だったということもある。1位だったけど30点ということもあれば、2位だけど90点ということもある。だから1位だから絶対というのはない」と語り、「過度な期待をしてもダメ」と苦言を呈した。

 メディアで過熱するドラフト番付や評価については、「ドラフトはアマチュア時代の通信簿。未来は測れない。そこからの成長次第。伸び代なんて誰にもわからない。だからドラフトはどのポジションを押さえていったかを見る方が楽しい。選手とかで過度な評価をしないで、どのポジションを埋められたとか、メッセージを読み取るのがおもしろい」と主張。

 さらに、「村上(宗隆)もハズレ1位で三冠王。近本(光司)なんて、藤原(恭大)外して、辰己(涼介)いって、ハズレハズレで1位。結局、近本が1番活躍している。今回くじ引きでうまくいかなかったチームもあるかもわからないけど、別にそんなたいしたことじゃない。どのポジションを押さえにいったかを読み解くといいドラフトかどうかわかるから、ドラフト1位にばっかりとらわれることはない」と語った。

 一部では「不作の年」とも囁かれていた今年のドラフト会議。だからこそ各球団のビジョンが垣間見えるドラフトとなったのではないだろうか。その真価が問われるのは数年後。指名された選手たちの飛躍に期待だ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

【関連記事】原巨人「だらしなかった」 屈辱のBクラスで指揮官から断罪された「選手の名前」

【関連記事】高津ヤクルトの「ワナ」 戦前から危惧されていた「ポイント」とは

【関連記事】巨人戦力外の山口俊を獲得するのは「あの球団」?