卓球のWTTカップファイナルズ<10月27日~30日/中国> 30日、男子シングルス決勝で張本智和(IMG/世界ランク5位)が王楚欽(中国/同7位)にゲームカウント2-4で敗れ、準優勝となった。

世界卓球での劇的勝利が記憶に新しい対戦だが、通算では張本の2勝4敗。張本が最強の相手と認める王との若手頂上対決だ。

完全アウェーの地で、張本は打てるボールとつなぐボールを見極めてラリーで優位に立ち、第1ゲームを先制する。

だがここから王に先に攻められるシーンが増える。2ゲーム目を奪われ、第3ゲームも9-9の場面で王にサーブ権の2本をきっちり得点されて失う。

張本は両サイドに強打を打たれ、台から下げられて第4ゲームを落とすが、後がない5ゲーム目は8-8の場面から3点連取で張本が奪う。

第6ゲームはリードされた張本が6-6まで追いつくも、王のカウンターの前に一歩及ばず敗れた。

直近で樊振東と馬龍を下している中国最高の左腕に、張本はすべてのゲームで接戦に持ち込むも、世界卓球のリベンジを許した。

【WTTカップファイナルズ 男子シングルス決勝】
張本智和 2-4 王楚欽(中国)
11-8/8-11/9-11/8-11/11-8/7-11