男子テニスのスイス・インドア・バーゼル(スイス/バーゼル、室内ハード、ATP500)は29日、シングルス準決勝が行われ、第3シードのF・オジェ アリアシム(カナダ)が第1シードのC・アルカラス(スペイン)を6-3,6-2のストレートで破り…

男子テニスのスイス・インドア・バーゼル(スイス/バーゼル、室内ハード、ATP500)は29日、シングルス準決勝が行われ、第3シードのF・オジェ アリアシム(カナダ)が第1シードのC・アルカラス(スペイン)を6-3,6-2のストレートで破り、前週のヨーロピアン・オープン(ベルギー/アントワープ、室内ハード、ATP250)に続き、ツアー3週連続優勝に王手をかけた。
前週のヨーロピアン・オープンと前々週のユニクレジット・フィレンツェ・オープン(イタリア/フィレンツェ、ハード、ATP250)でタイトルを獲得し、マッチ11連勝中で今大会も準決勝まで駒を進めた好調のオジェ アリアシム。
両者はこれまでツアーで2度対戦し、オジェ アリアシムの2勝0敗。この試合でもオジェ アリアシムは9本のサービスエースを決めるなどファーストサービスが入ったときに82パーセントの高い確率でポイントを獲得するなどアルカラスにブレークを許すことのないプレーを披露した。
リターンゲームでは8度のブレークチャンスを創出し、そのうち3度ブレークに成功。1時間21分で快勝して3週連続でツアー決勝の舞台に進出した。
男子プロテニス協会のATP公式サイトにはオジェ アリアシムのコメントが掲載されている。
「ここでは完璧に近い状態だ。この4試合でまだ1度もブレークされていないんだ。あと1試合残っているけど、この1週間素晴らしいプレーができたし、今日も世界最高のプレーヤーと対戦できた。自分のレベルには満足しているし、このまま勝ち進んでいけると思うよ」
「今回もいいプレーができたし、サーブのケアもできた。互いに緊張したスタートだったと思うけど、セカンドサーブのリターンでプレッシャーをかけることができたと思うし、彼もそれを感じたんだと思う」
オジェ アリアシムはキャリア通算3勝目をかけて、決勝で世界ランク25位のH・ルーネ(デンマーク)と対戦する。19歳のルーネも前週のストックホルム・オープン(スウェーデン/ストックホルム、室内ハード、ATP250)で優勝しており、今大会の決勝はともにツアー連続優勝がかかった一戦となる。ルーネは準決勝で第6シードのR・バウティスタ=アグ(スペイン)をストレートで下しての勝ち上がり。