今年は愛知県で開催される全日本学生選手権(インカレ)。今年最後の公式戦に向けて、全5回の対談模様をお送りします!第1回…

 今年は愛知県で開催される全日本学生選手権(インカレ)。今年最後の公式戦に向けて、全5回の対談模様をお送りします!第1回は同期である2年生コンビ、山本桃虹(スポ2=東京・佼成学園女)と鶴田文乃(スポ2=山梨・日川)の2人です!

※この取材は、10月22日に行われたものです。

「自分たちでも力を出せるんだと分かった」(山本)


秋季リーグについて話す山本と鶴田

――秋季リーグを振り返って感想をお願いします

山本 1回も勝てなくて、チームとしてもコロナの人が出てしまったりとか色々ありました。悪い部分としては負け方が1試合目から全部同じで、後半に修正できなかったりとか、少し追い詰めるけど点差が離れて途中で集中力が切れてしまったりとか、自分たちから崩れていく感じが春リーグから悪い点だったと思います。良いところは、浦野さん(詩織、スポ3=愛知・旭丘)がコロナになってしまって、残りの人たちでやるしかなくなった時に、自分たちでも力を出せるんだと分かったことは学びになったと思います。  

鶴田 私は(ケガで試合に)出ていなくて、この前の入れ替え戦が復帰戦だったのですが、桃虹が言っていたみたいに競った試合で負けるというか、そこから離されるというのをすごく感じていて、力の差があるわけではないので、私のケガも含めて周りからできることがあったと思います。試合自体はみんながすごく頑張っていたと思います。  

――春季リーグと比べて秋季リーグで変わってしまった点は

山本 シュート率が良くなかったことと、後は体力が春も通してなんですけど秋も改善できなかったなと思います。  

鶴田 ベンチに入っている先輩たちがシュート率を出してくれるんですけど、それを見ても接触されてのシュートはまだあった中、ノーマークシュートの割合が低かったなと思います。  

――シュート率が落ちてしまった要因は何かありましたか

山本 要因…。やはり普段のシュート練習から少し適当にやってしまっていた部分があったので、普段のシュートを一本一本、丁寧にやれていなかったのが反省点としてあげられます。  

――秋季リーグ戦で印象に残っている試合はありますか

山本 入れ替え戦は初出場の中、同期と一緒にコートに立てるのはうれしいことなので、思い出になりました。  

鶴田 入れ替え戦です。私も初出場で点を決めれたというのはあるし、試合中点を決めた後に同期とハイタッチができたり、周りのベンチやコーチたちも含めて喜んでくれたのが良かったなと思います。  

――同期が同じコートの上にいるというのは大きいですか

山本 大きいです。同期が点を決めたらうれしいですし、気持ちとかも上がります。  

鶴田 去年の春から外でビデオとかを撮っていたのですが、(山本が)言ったように先輩たちが点を決めたらもちろんうれしいけど、同期が点を決めたら、(この姿が)ビデオに残るなと思いつつも大きな声で名前を呼んだりしてしまうくらいうれしいです。  

――個人として成長できたと感じる点はありましたか

山本 個人としては前に攻める姿勢、自分は体が小さいのでミドルシュートとかより、相手の間を崩すという役割だと思うので、そこは自分が突っ込んでペナルティをもらったり、相手の退場を増やすことが春よりできたのかなと思います。  

鶴田 私はこの間の試合が初(出場)だったので比べるものが少ないですけど、試合に出て以前より緊張とか精神的な面は減ったのかなと思います。技術的な面はまだまだ桃虹とかにも教わることが多いし、まだまだ改善することだらけですが、精神面は少し成長できたのかなと思います。  

――そういったところを踏まえて、インカレまでにさらに伸ばしていきたいところはありますか

山本 間を割るスピード。後はミドルシュート、カットインだけではインカレで通用しないので、自分の武器であるステップシュートとかをもう少しきわめていけたらなと思います。   

鶴田 私はポジションがバックもやるしサイドもやるんですけど、やはりシュート決定率を上げるところと、カットインとかができない選手なのでそこはあともう少しの時間で改善できたらなと思います。  


笑顔を見せながら、お互いの印象を語る2人

「それぞれがそれぞれのことを考えていて、良い同期だと思っています。」(鶴田)

――お互いの第一印象を教えてください

山本 小学生の頃から戦っていたのでその頃の印象とは「左利きの大きい子だな」という感じでした。大学に入って性格を知ってからは思ったより抜けている、といいますか(笑)。もうちょっとしっかりしていると思っていたら、意外とふざける子なんだなあって。

鶴田 どうなんですかね、その印象って(笑)。

――具体的に抜けていると思ったエピソードがあるのでしょうか

山本 アルバイトの時クレジットカードで2万円決済する場面で桁を間違えて20万円にしてしまったようで。そういう小さいミスを犯してしまうタイプです(笑)。

――山本選手に対する印象はどうですか

鶴田 桃虹の小学校のチームはすごく強いチームだったので大会でも練習試合でもよく目にしていました。桃虹、すごく可愛くて。私のチームにも「仲良くなりたい」と言っている人がいるほど可愛かったです。大学に入ってからは、しっかりしている一方で何事にもルーズ、という印象です。私と一緒でゆるめで(笑)。時間に遅れることはないんですが…。

山本 適当だよね(笑)。

鶴田 そう。私たち同期が何事にも適当で。詰めが甘い感じですね。

――現在お互い「いいな」と思っているところはありますか

山本 思いやりがあるところです。遊びに誘ってくれたり、誰かがいなかったら気にして声を掛けてくれたり。同期として大事にしてくれているなということはすごく感じています。

鶴田 いろいろなことに気が付いてくれるところですね。部の中でも遠征前に「この荷物ある?」って一番に気が付いてくれるし、インカレの準備で必要な物をラインのグループに連絡してくれたのも桃虹でした。視野が広いですね。

――同期はどんな存在ですか

山本 似たような性格の人が集まっちゃったな、という感じです(笑)。

鶴田 本当によく似ていて。仲は良いけど、全体をまとめる人はいないよね。辛うじて桃虹くらいですかね(笑)。

――よくプライベートで遊びに行くのでしょうか

鶴田 今年はそれほど行けませんでしたが、去年はたくさん行きました。

山本 仲の良い学年で。帰る時間を遅らせたり、遊んだ後に別の場所に行ったり、ノリで色々なことができちゃいますね。文乃が怪我で部から離れている時はビデオ通話もしました。

鶴田 入院前にサプライズでケーキを持ってきてくれて、歌ったりしました(笑)。それぞれがそれぞれのことを考えていて、良い同期だと思っています。

――オフの日はどのように過ごしていますか

山本 ダラダラしていますね。ネットフリックスを見たり、あとは2人ともカラオケが好きなのでよく行ったりします。

――何を歌うのでしょうか

山本 最新の曲も、懐かしい曲も歌いますね。歌の趣味も合うので、男性の歌手縛りでずっと嵐の曲だけを歌ったり、西野カナやAKBを歌ったり。結構幅広いです。あいみょんとかも好きですね。

鶴田 桃虹は自分が気に入ったら永遠とその曲を聴くんです(笑)。しかも歌い方のモノマネもします。学校の体育館にマイクがあるのですがそこでカラオケしてますね。

――来年に期待したい選手を教えてください

山本 鶴田文乃選手です。チームにとっても貴重な左利きですし、やっぱり今まで2年間活動できていなかった分、精神的にも大きな存在になると思います。

鶴田 山本桃虹選手です。1年生の頃からケガなくずっとプレーしてきてくれて、3年生に混じっても引けを取らないくらいしっかりしている選手です。私たち同期にとってだけでなく、チーム全体の統率も取ってくれると思っています。

「織圭さんが良い気持ちで終われるように」(鶴田)


色紙の文字を考える2人

――昨年のインカレについて印象に残っていることはありますか

山本 私は出ていなくて、あんまり試合の印象は残っていないのですが、気づいたら終わってたなという印象です

鶴田 すごくバタバタしていて、勝ったのもギリギリだったから

山本 そんなに良い印象は残っていないです

――1回戦の対戦相手が関学(関西学院大)になりましたがそれについてはどう思いますか

山本 なんかすごい縁があるなと(笑)お互い知っているし、早関戦でやった時はこっちはベストメンバーではなかったので、インカレで戦う時はちょっと違う感じになると思うのですが、本当に縁があると思いました

鶴田 本当にその通りで、リベンジ戦だと思っています。これで勝ちきってとりあえず今年の早関戦が終わるという感じがしますね。

――インカレはこのチームでできる最後の試合だと思うのですが、江連さん(織圭、スポ4=千葉・昭和学院)に向けての気持ちとかはありますか

山本 織圭さんはコートプレーヤーは4年生1人で、あまり表では辛い姿とかを見せてなかったのですが、秋リーグも勝てなくて本当に辛かったと思うし、自分が本当に織圭さんの立場になったらって思うと全く想像もつかなかったぐらい辛かったと思うし、その分織香さんのために、チームのために自分のやるべきことをしっかりやらないとなと4年生の頑張っている姿を見て思いました。

鶴田 織圭さんは練習の時から、本当に勝ちたいんだろうなという声かけをしていたり、4年生の選手1人でずっとやってきてるというのは本当に大きくて、みんなでチームのためももちろんなんですが、織圭さんのためにも勝ちたいと思います。他の出てない怪我をしてしまった選手やマネージャーのためももちろんなんですが、私がけがしてしまった時も連絡くれたりとか沢山してくれたので、なんとか織圭さんが良い気持ちで終われるように頑張りたいと思います。

山本 そう、織圭さんが良い気持ちで終われるようにね。

――インカレに向けてのチームの雰囲気はいかがですか

山本 あまりぶっちゃけ練習内容的には良くないなとは思っていて、まだプレーとかが合っていないところがあります。

――具体的にはどういったところですか

山本 本当に些細なプレーで、パスがもう少し後ろだったら前だったらとかで、それが特定のペアではなく、色んなところで起こっていて、その修正もあまりできていないので雰囲気なのでちょっと危機感があります。

鶴田 プレーもそうだし、やっぱり試合前だと雰囲気とかもピリピリしてきちゃうと思うんですが、桃虹とか他の人も言いたいことがあると思うのに、言えない雰囲気になっていっちゃったら困るので、そこはもっとこの1週間半で修正していきたいです。

――インカレで頑張りたいことはなんですか

山本 1年生が出てくれているので、その1年生がメンタル的にも大変だと思うので、そこの負担をもっと減らしてあげるのと自分のこともしっかりやっていきたいです。

鶴田 私はまだ人のことを気にかけてあげられる余裕は全然ないので、とりあえず自分の役割をしっかり果たして、練習も含め、楽しいと思えるハンドボールをやっていきたいと思います。

――インカレに向けての意気込みをお願いします

山本 まず初戦の関学にしか今気持ちがないので、勝った後(も試合が)あるんですが、まず1戦目勝たないと意味ないので、1戦目勝って、自分たちのいけるところまで力出し切って、ベストのパフォーマンスでいけるところまでいきたいなと思いました。

鶴田 本当に初戦リベンジで、チーム全体としても勝負だと思うのでそこをまず確実に勝って、次に進めるように頑張りたいと思います。

――ありがとうございました!

(取材・編集 栗本史歩、池上楓佳、髙田凜太郎)

江連主将への愛があふれる色紙を書いて頂きました!

◆山本桃虹(やまもと・とうこ)(※写真右) 2002(平14)年8月1日生まれ。152センチ。東京・佼成学園女高出身。スポーツ科学部2年。今季はRBやCBなどを器用にこなし、全試合フル出場の活躍をみてくれました。対談中は楽しそうに同期の様子を語ってくれました。最近ハマっている曲はあいみょんの「ハート」だそうです!

◆鶴田文乃(つるだ・ふみの)(※写真左) 2002(平14)年5月15日生まれ。166センチ。山梨・日川高出身。スポーツ科学部2年。今まではけがで公式戦には出場できていませんでしたが、秋リーグの入れ替え戦で初出場を果たしました。インカレは鶴田選手の活躍に期待です!カラオケでよく歌う曲は山口百恵だそうですが、同期に同じ曲ばかり歌っていると思われないように、色んな曲を歌うようにしていると話してくれました。