卓球のWTTカップファイナルズ<10月27日~30日/中国> 28日、男子シングルス準々決勝で張本智和(IMG/世界ランク5位)がボル(ドイツ/同15位)を下し、準決勝に進出した。 対戦成績は張本の1勝2敗だが、ここ4年間対戦がなかった2人…

卓球のWTTカップファイナルズ<10月27日~30日/中国> 28日、男子シングルス準々決勝で張本智和(IMG/世界ランク5位)がボル(ドイツ/同15位)を下し、準決勝に進出した。

対戦成績は張本の1勝2敗だが、ここ4年間対戦がなかった2人。15歳から19歳になった張本と、41歳でも林高遠(中国)を下すなど、いまだ強さを見せるボルの戦い。

人気者のボルは中国の観客からも歓声を浴びる。それにも動じず、ミドルへの強打で張本が1ゲームを先制する。

ボル Photo:World Table Tennis

ボルの回り込みフォアドライブも、厳しく懐を突いてつぶすなど、ボルを終始防戦に追い込んだ張本は第2ゲームも奪う。

3ゲーム目はボルのフォア攻めや緩急をつけたプレーで4-7とリードされるが、自分から強打で仕掛ける姿勢が実り、ここも逆転で取った張本が勝負を決めた。

"皇帝"の異名を取るレジェンド左腕を撃破した張本は、日本勢のベスト4一番乗りとなった。

張本智和 試合後インタビュー

相手は世界のレジェンドで、長年活躍されてきたすばらしい選手です。前回も負けていて、もう自分は向かっていくだけだったので。その気持ちで試合ができたので、こういう結果になったと思います。

【WTTカップファイナルズ 男子シングルス準々決勝】
張本智和 3-0 ボル(ドイツ)
11-8/11-4/12-10