男子テニスのスイス・インドア・バーゼル(スイス/バーゼル、室内ハード、ATP500)は27日、シングルス2回戦が行われ、世界ランク194位のS・ワウリンカ(スイス)が同44位のB・ナカシマ(アメリカ)を6-4, 5-7, 6-4のフルセッ…

男子テニスのスイス・インドア・バーゼル(スイス/バーゼル、室内ハード、ATP500)は27日、シングルス2回戦が行われ、世界ランク194位のS・ワウリンカ(スイス)が同44位のB・ナカシマ(アメリカ)を6-4, 5-7, 6-4のフルセットで破り、今季2度目のツアー準々決勝進出を決めた。
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今大会、プロテクトランキングで出場している元世界ランク3位で37歳のワウリンカは、9月のモゼール・オープン(フランス/メッツ、室内ハード、ATP250)で約2年8カ月ぶりにベスト4進出を果たしたものの、その後出場した2大会ではいずれも1回戦で敗退。1回戦では第2シードのC・ルード(ノルウェー)を6-4, 6-4で破り、初戦を突破した。
一方、9月のサンディエゴ・オープン(アメリカ/サンディエゴ、ハード、ATP250)でツアー初優勝を果たしたナカシマは、1回戦で同53位のD・ゴファン(ベルギー)を2-6, 7-6 (7-4), 6-4の逆転で破り、2回戦に進出した。
初顔合わせとなったこの試合、両者サービスキープが続くなか第9ゲームでワウリンカがブレークに成功して1ブレークアップで第1セットを先取する。
続く第2セットもワウリンカが第7ゲームで先にブレークを奪うも、ナカシマが第10、12ゲームでブレークに成功して1セットオールとする。
迎えたファイナルセットも両者譲らず拮抗した展開となるも、ワウリンカがこの日3度目のブレークに成功。サービングフォーザマッチを決めて2時間12分で勝利した。
ワウリンカの勝利後のコメントが男子プロテニス協会のATP公式サイトに掲載され、「彼は良いプレーをしていたし、本当に激しい試合だった」と語った。
「彼は素晴らしい選手で、初めての対戦は大変だった。6-4, 5-4で試合を終わらせるチャンスがあったけどファーストサーブがうまく決まらず、彼のプレーは本当にすごかったよ」
「彼はアグレッシブだった。だから、ファイナルセットで(流れを)戻すのは簡単ではなかったんだ。でももう一度ファイトできたこと、戻せたことに満足しているよ」
「ここ数カ月に比べれば(今週は)ずっと良いプレーができているし、ホームでのプレーはいつも特別な感じがする。バーゼルに戻ってくるのは、数年ぶりのことだ。ここでプレーすることはいつも簡単なことではないし、常にベストのテニスができたわけでもファンの皆さんに喜んでもらえることができたわけでもなかった」
「今夜も一昨日も素晴らしいプレーができたと思うし、素晴らしいサポートを受けられたので、ここにいられるのは本当に素晴らしいことだよ」
ワウリンカは準々決勝で第6シードのR・バウティスタ=アグ(スペイン)と対戦する。バウティスタ=アグは2回戦で世界ランク49位のA・マレー(イギリス)を6-3, 6-2で下しての勝ち上がり。