日本テニスの頂点を争う大会、大正製薬リポビタン 全日本テニス選手権97th(東京/有明、ハード)は大会6日目の27日、女子シングルス準々決勝が行われ、第5シードの小堀桃子(橋本総業ホールディングス)が第2シードの細木咲良(原商)を6-4,…

日本テニスの頂点を争う大会、大正製薬リポビタン 全日本テニス選手権97th(東京/有明、ハード)は大会6日目の27日、女子シングルス準々決勝が行われ、第5シードの小堀桃子(橋本総業ホールディングス)が第2シードの細木咲良(原商)を6-4,6-0のストレートで破り、初のベスト4進出を果たした。
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7年連続8度目の全日本テニス選手権出場の小堀。これまでは2017年と2021年に2度記録したベスト8が最高成績だったが、今年は第2シードの細木相手に緩急を織り交ぜたストロークで揺さぶり第1セットをものにすると、第2セットは圧巻の6ゲーム連取で勝利した。
会見で小堀は準々決勝の戦い方について「昨日試合(3回戦)が終わってから今日の試合のことを考え始めて。シードも2だしあんまり勝てるイメージができてはいなかったんですけど、やることを決めてそれを実行できたので勝てたのかなと思います」とコメント。
「(細木は)フォアが本当に上手なのでバックに打つというのと、高さも使ったり、一定にならないようにしました。これまで対戦したことがあったので、(コーチと考えるのではなく)自分でそれは分析しました」
「全日本に出させて頂けるようになって、やっぱり1番大きな大会ですしみんなタイトル欲しいと思っているんですけど、それで毎年毎年本当に緊張しちゃって上手くいかないことしかなくて(笑)。でも今年は去年までより、そんなにタイトルにこだわっていないというか。その分ここまでこれたのかなと思います。本当にタイトルがどうでもいいわけじゃなくて、意識しないで、という感じです」
また小堀は普段戦っているITFなどの大会との違いも語った。
「やっぱり雰囲気もいつものITFとかと違ったりして意識しちゃいますね。それが今年はそんなに大きくないというか、以前よりはリラックスしていると思います。ベスト8が最高でほかにも初戦で負けたりとかしていたので、何か『無理かな』っていうそっちの方向にいったからっていうのはあるかなと思います」
準決勝では第8シードの佐藤南帆(慶應義塾大)と対戦する。佐藤は準々決勝で第4シードの桑田寛子(島津製作所)をストレートで下しての勝ち上がり。
また、小堀は瀬間詠里花とのペアでダブルスに第1シードとして出場。ベスト4進出も決めており、単複で4強入りとなった。

会見に臨んだ小堀[画像:tennis365.net]