卓球のWTTチャンピオンズマカオ<10月19日~23日/中国> 4日目の22日、女子シングルス準々決勝で伊藤美誠(スターツ/世界ランク6位)が、セーチ(ルーマニア/同31位)を下し、準決勝に進出した。2回戦で木原美悠を破った伊藤に対し、東京…

卓球のWTTチャンピオンズマカオ<10月19日~23日/中国> 4日目の22日、女子シングルス準々決勝で伊藤美誠(スターツ/世界ランク6位)が、セーチ(ルーマニア/同31位)を下し、準決勝に進出した。

2回戦で木原美悠を破った伊藤に対し、東京五輪シングルス金メダリストの陳夢(中国)を倒す大金星を挙げたのがセーチ。2018年ヨーロッパトップ16を制した強豪だ。

出足からしゃがみ込みサーブで伊藤のレシーブを乱すセーチ。それに対し伊藤も同じようなサーブを出して応戦し、1ゲーム目を先制する。


2回戦で陳夢を撃破したセーチ PHOTO:World Table Tennis

第2ゲームは伊藤の連続攻撃が決まらずに落とすが、次は先に圧力をどんどんかけてセーチを台から下げ、11-3で一気に奪う。

第4ゲームは再びセーチにサーブからペースを作られて落とすが、最終第5ゲームは回転の魔術師・伊藤が、打球にさまざまな回転を入れてミスを誘う。

セーチの猛追で一点差まで迫られるも、最後もサイドスピン性のバックハンドで取った伊藤が、日本勢唯一のベスト4入りを果たした。

【WTTチャンピオンズ 女子シングルス準々決勝】
伊藤美誠 3-2 セーチ(ルーマニア)
11-8/8-11/11-3/7-11/11-8