現地時間16日、アメリカ、ナショナル・ウィメンズ・サッカーリーグ(NWSL)のプレーオフ準々決勝、サンディエゴ・ウェーブ…

現地時間16日、アメリカ、ナショナル・ウィメンズ・サッカーリーグ(NWSL)のプレーオフ準々決勝、サンディエゴ・ウェーブvsシカゴ・レッドスターズがスナップドラゴン・スタジアムで行われ、延長戦の末に2-1でサンディエゴが勝利を収めた。

シカゴのFW永里優季はこの日も[3-4-3]の頂点で先発出場。先制点をマークし、114分までプレーしている。

レギュラーシーズンを3位で終えたサンディエゴと、最終節で6位に滑り込んだシカゴ。試合は開始早々10分に思わぬ形で日本人選手が動かした。

ボックス外で相手GKが持ち出しをミスすると、フィードをけん制していた永里がダイレクトでシュート。コントロールされた一撃が無人のゴールに吸い込まれ、敵地でシカゴが先手を取った。

前半終了間際にはCKからMFテイラー・コルニエックにあわやの場面を作られるも、ゴール前で永里が決死のヘディングクリア。1-0と、シカゴのリードで前半を折り返した。

ビハインドのサンディエゴは67分、MFエミリー・ファン・エグモンドがゴール前のこぼれ球をプッシュ。2014年以来となるNWSLでのゴールで試合を振り出しに戻し、1-1で延長戦へ。両チームのシュートがポストを叩き、悲鳴と歓声が入り混じるなか、試合を決めたのは役者の一振りだった。

110分、ボックス内左でパスを引き出したアレックス・モーガンは、マーカーを物ともせずにワントラップから左足を一閃。強烈な一撃はGKの手を弾いて右隅のネットを揺らした。

これが決勝点となり、サンディエゴが2-1で勝利。今季新設されたばかりのチームが、次のステージへと駒を進めた。準決勝は23日に行われ、なでしこジャパンのMF杉田妃和を擁するポートランド・ソーンズFCの敵地へ乗り込むこととなる。

【動画】先制点となった永里優季のコントロールショット

The Red Stars capitalize on a mistake to take an early lead!!@chicagoredstars | #MKOT pic.twitter.com/BiyjU2Lihg

— National Women’s Soccer League (@NWSL) October 17, 2022

【動画】延長戦で役者が魅せた、モーガンの逆転ゴール

it's just what @alexmorgan13 does.#MakeWaves pic.twitter.com/upa4NJu9DQ

— San Diego Wave FC (@sandiegowavefc) October 17, 2022